【45点】監督:マシュー・グッドヒュー

ゆるい、ぬるい、恐怖不足……でも狙いがB級アニマル・パニック・ホラー映画だから、これでいいのか?

いや、ダメです。


原題:Slotherhouse (スローターハウス:怠け者屋鋪?)

パナマのジャングルで捕獲されたナマケモノが、アメリカに密輸入される。
女子大生エミリー (リサ・アンバラバナール) は怪しげなペット業者に勧められ、SNSで人気を獲得するべくナマケモノを飼うことになる。
ペット業者を惨殺したナマケモノはエミリーに連れられ、大学の女子寮へやって来る。
女子大生たちはナマケモノの愛くるしい姿に夢中になり、人気者となったナマケモノは「アルファ」と名付けられて寮のマスコットとなる。
そしてナマケモノは、1人また1人と寮生たちを血祭りにあげていく。



劇中に登場するナマケモノはCGを使わず、アニマトロニクスのパペットによって動かされている。
これが正解なのか?よくわかりません。ドキッとする動きはありません。



ナマケモノの殺し方、雑です。
血も物足りません。(PG12もついていないので、こんなもんか…)
コメディ要素があるからといって、殺しの手抜きはダメですよ。



女子寮の会長選挙、今時こんなことやってるの?ウソでしょ、昭和のTV学園ドラマですよ。



リサ・アンバラバナール、主人公のエミリー。
そんなに美人でもなく、優柔不断のキャラクターで、弱っちゃいました。
敵役の会長もたいした美人ではなく、どっちもどっちかな。



ナマケモノのアルファ、パソコンやスマホを操作するし、車の運転までするって……全然笑えませんし、恐怖も薄れます。


(以下ネタバレ)



エミリーが自立?して、ナマケモノのアルファをやっつけるのですが、なかなか死にません。
刀で刺されても、拳銃で何発も撃たれても死なないのです。(ゾンビかよ。)


エミリーと仲良しの2人と会長の4名だけが生き残り、他の20人近くは惨殺されます。


しかしながら、惨劇は過去の話となり、楽しい学生生活に戻って仲直りって、おかしいでしょ! 

アルファもジャングルに戻って、めでたしめでたし。

何だコレ?