【60点】監督:S・J・クラークソン

スーパーヒーローものから路線を変えた、MARVEL映画。
本国アメリカでは酷評の嵐だが、そんなに悪くはありません。
ただ、生身の人間としてのアクション映画製作が慣れていないのかな?
下手です……m(__)m



マーベル・コミックスの「マダム・ウェブ」の、若い頃の物語を描くミステリーサスペンス。

ニューヨークで救命士として働くキャシー・ウェブ (ダコタ・ジョンソン) は、生死の境をさまよう大事故にあったことをきっかけに、未来を予知する能力を手にする。
ある時、偶然出会った3人の少女 (シドニー・スウィーニー、セレステ・オコナー、イザベラ・メルセド) が、謎の男に殺される未来を見る。
そして、キャシーはその男から少女たちを守ることになる。



3人の少女が、将来スパイダー・ウーマンになるのを、早々にネタバレしたのは、正解だと思います。
だって、これがわかっていないと、3人の関係性がわからないので……



未来予知のシーンと、繰り返される現実のシーン、交互に見せられるので理解はできますが、映像技術としては進歩なし。



キレのあるアクションが少ないッ!
これが結論です、残念。



ダコタ・ジョンソン、主人公の救命士・キャシー・ウェブ/マダム・ウェブ。
本作では、エロさを封印して、戦う救命士に徹していますが、美しさは十分あります。
きちんと動けるし、アップもセリフも問題なく、主役として通用しますね。
日本の松本若菜に、少し雰囲気似ています、かな?



シドニー・スウィーニー、ジュリア・コーンウォール。
26歳、メガネをつけておとなしい少女を演じていますが、本当は色っぽいんですよね。

セレステ・オコナー、マティ・フランクリン。
25歳、個性派で170cmの高身長。

イザベラ・メルセド、アーニャ・コラソン。
22歳、一番若い。しかも美形で、将来に期待大。



スパイダーマン風の悪役のクモ男・エゼキエルに魅力を感じません。
NASAのシステムを乗っ取るのはいいが、上手く使いこなしていない。
そもそも、この人は組織じゃないの?相棒 (手下) の女性は誰?
スパイダーマンと関係ないのに、微妙に似ているし、能力わからんし、モヤモヤします。



(以下ネタバレ)



花火工場でのキャシー&3人少女 vs エゼキエルの最終決戦。
キャシーは予知能力以外の光の能力を使い、3人に分身してジュリア、アーニャ、マティを救います。
(最後まで人間的に戦ったので、この光の意味はわかりませんが、このくらいはよいでしょう。)


川へ落下したキャシーは花火の直撃も受けて両目とも失明し、車椅子生活になります。
マダム・ウェブは3少女がスパイダーウーマンになる未来も予知します。



MARVELお決まりの、エンドクレジット後の、おまけ映像はなし。これでいいのだ。
この作品の、続編ってあるの?


ダコダ・ジョンソン「こういう作品に挑戦したのは初めてでした。おそらく二度とやることはないと思いますが。この業界では、契約したときの作品が製作過程でまったく違ったものに変えられてしまうことがあるんです。めちゃくちゃにされてしまった作品の一員であるのは良い気がしませんが、このようなことが起きた理由を理解できないわけではありません」
…いやはやなんとも………