【40点】監督:河合勇人

面白くないッ!=つまらない!
遊び過ぎです。
コメディですが、時代劇なのですよ。
コントではないのです。
残念!


原作:土橋章宏、小説。未読。(脚本も)

江戸城内で吉良上野介 (ムロツヨシ) が赤穂藩主に斬られて亡くなる。
赤穂藩主が切腹する一方で、殿を失い一族存亡の危機に瀕した吉良家は、上野介に似た弟・孝証 (ムロツヨシ) を身代わりに幕府を欺こうと企てる。
赤穂藩家老の大石内蔵助 (永山瑛太) と共謀して、討ち入りを阻止する事態に発展する。


江戸時代に、見えません!
忠臣蔵に、見えません!



ムロツヨシ、吉良上野介と弟・孝証の二役。
クドい、暑苦しい、オーバーアクトが悪い方向に出ました。
セリフの言い回しが失敗です。プロデューサー、監督、原作、脚本、本人……なぜ、時代劇に現代の言い回しを採用したのですか?違和感しかありません。
他の役者のセリフは江戸時代口調、ムロツヨシだけ令和時代口調、これを採用した人は本気なのですか?
アドリブなのか?脚本なのか?とにかく、笑えません。
ホクロのギャグ、古すぎて笑えません。(脚本と演出の問題です。)
コメディ時代劇を、否定するつもりはありませんが、笑いのレベルが低すぎます。



寛一郎、吉良家の剣豪・清水一学。
高身長 (182cm) で、眼つき鋭く、ドSが良い感じ。
キャラクター、一番立っていましたね。



加藤小夏、吉原の遊女・春凪。
出番少ないですが、ドキッとしました。
「お得」感いっぱいです。感謝。
でも、こんなダメ映画には出ちゃダメですよ。(事務所、注意してください。)



すいません、他の役者さん…頑張っていましたが、パスさせていただきます。m(__)m


(以下ネタバレ)



孝証と大石内蔵助が共謀するなら、きちんと観客を驚かす仕掛けを、映画的に見せてください。
討ち入りが簡単に見えてしまいます。
全部、低レベルの予定調和で、戦略が皆無です。



【吉良家への仇討ち。残念無念。】
・誰も死んでいません。
討ち入りですよ、絶対にあり得ません。

・清水一学、酒に酔って寝過ごすって何?
生き返ったのは、なぜ?ゾンビなのか?

・死体 (吉良上野介) の塩漬けって、科学的根拠はあるの?

・吉良上野介の首を使ったラグビー・シーン、この映画の一番ダメなシーンです。
映画を放棄しています。泣きたくなりました。(悔し涙です。)


久々に、弱りましたよ。
予定通りに、ムロツヨシ死なないし。
面白くないというより、映画としてつらいです。
NG!

あ、エンディングのテーマ曲、
東京スカパラダイスオーケストラ「The Last Ninja」はガチで良かった。
怒りで席を立とうと思ったが、この曲のおかげで踏みとどまりました。