【大忠臣蔵】
1971年(昭和46年)1月5日から12月28日まで、NETテレビ(現在のテレビ朝日)系列で毎週火曜午後9時に放送。
全52回 (きっちり4クール)。最高視聴率は第50回の32.8%。
現代では民放のTVドラマは1クール (それも10回) が主流、考えられない編成です。


リアルタイムで放送していた当時、私は10歳の子供でしたが、毎週家族全員で観ていました。

只今、TOKYO MX2・月-金18:09~19:00で、再放送しています。

1/29時点で26話まで放送、半分です。私、毎日留守録し、溜まらないように夜な夜な (ときには早朝) 観続けています。


面白いのです、飽きないのです。

浅野内匠頭の松の廊下における吉良上野介への刃傷 (5話)から、
大石内蔵助と赤穂浪士による吉良家討ち入り (50~51話)、
そして切腹 (52話) までの大長編絵巻です。
脇の人物を丹念に追った点も評価されています。(お軽勘平の悲恋だけで2話使っています。)



原作なしのオリジナル脚本、執筆者5名ですが、8話からは池田一朗と柴英三郎の2名で書き切りました。偉い。

音楽:冨田勲。テーマ曲がとにかく凄いんです。(CD手に入りません。どなたか入手方法を教えてください。m(__)m)

制作費が当時の金額で10億円だったという超大作。(マジすか?)
2023年だと22~30億円、25億で計算すると、一話あたり4,800万の製作費となります。




大石内蔵助=三船敏郎が、剣の達人の設定なので、刺客や隠密たちとの立ち回りがふんだんに見れます。(強い!だって三十郎ですからね。m(__)m )
毎回、名言・格言の名セリフを言ってくださいます。子供の頃はわかりませんでしたが、今々はしみじみと心に残ります。

出演者がこれまた凄い。
映画界・TVドラマ界だけでなく、歌舞伎・演劇・新国劇・コメディアン…まさに多様性。



【浅野家/赤穂藩】
大石内蔵助:三船敏郎/浅野内匠頭:尾上菊之助/大石りく:司葉子/瑤泉院:佐久間良子/大石無人:辰巳柳太郎/大石三平:竜崎勝/大野九郎兵衛:伊藤雄之助/堀部安兵衛:渡哲也/堀部弥兵衛:有島一郎/堀部幸:赤座美代子/岡野金右衛門:浜村純/不破数右衛門:新克利/矢頭右衛門七:田村正和/矢頭長助:加藤嘉/片岡源五右衛門:江原真二郎/小野寺十内:伴淳三郎/吉田忠左衛門:中村伸郎/赤埴源蔵:フランキー堺/岡島八十右衛門:河原崎長一郎/岡野金右衛門:中村賀津雄/勝田新左衛門:寺田農/間十次郎:蜷川幸雄/前原伊助:若林豪/萱野三平:石坂浩二/お軽:山本陽子/大野定九郎:村井国夫/高田郡兵衛:田村高廣/落合与左衛門:清水将夫/毛利小平太:高橋悦史

……渡哲也が若いと驚いていたら、田村正和もっと若い!(美少年です。)
……お軽の山本陽子、可憐で美しくて、うさぎ顔がたまりません。



【吉良家・上杉家】
吉良上野介:市川中車→市川小太夫/千坂兵部:丹波哲郎/小林平八郎:芦田伸介/清水一学:天知茂/上杉綱憲:天田俊明/鳥居利右衛門:大友柳太朗/大須賀治部右衛門:睦五朗/榊原平右衛門:久富惟晴/荒巻一心斉:青木義朗

……天知茂、二刀流の達人・清水一学、一番カッコいいかも。
……丹波哲郎、ほぼ毎回出演で「丹波節」を堪能できます。


【幕府関係者 他】
徳川綱吉:高橋昌也/柳沢吉保:神山繁/脇坂淡路守:中村錦之助/柳生俊方:仲谷昇/松平紀伊守:佐藤慶/お蘭:上月晃/加倉井林蔵:高松英郎/建部政宇:加藤武/禹助:露口茂/滝立仙:山形勲/滝うめ:津島恵子

……中村錦之助の脇坂淡路守って、映画でもありましたよね。もう、カッコよすぎる!



【その他】
立花左近:松本幸四郎/俵星玄蕃:勝新太郎/天野屋利兵衛:中村翫右衛門/木屋太兵衛:曾我廼家五郎八/夕霧:池内淳子/堀内伝右衛門:志村喬/兼康祐元:曾我廼家明蝶/久兵衛:桂小金治/お紋:京塚昌子/松吉:堺正章/祐海:島田正吾/公弁法親王:東千代之介/堀内源太左衛門:平田昭彦/鍵屋市兵衛:田崎潤/次郎吉:坂上二郎(コント55号)/金三:萩本欽一(コント55号)

……勝新太郎の俵星玄蕃、42話に登場!そこに「勝新」がいるだけで大々満足です。



さあ、
毎日「大忠臣蔵」鑑賞生活がしばらく続きます。楽しい。

★DVD版が発売されていますね。(全13巻、買っちゃおうかな。。。)