2023年12月31日の『第74回NHK紅白歌合戦』の視聴率、第1部が29・0%、第2部が31・9%で、いずれも過去最低だった。そうです。
いまだに紅白幻想を持っていることが、不思議です。


有吉弘行・橋本環奈・浜辺美波の司会トリオは、出色の出来映えでした。拍手!


ならば、
『銀幕スター【妄想】夢の紅白歌合戦』
昭和&平成の一流役者が魂をこめて歌う!
さあさあさあ、行ってみよう!

赤組司会は、映画コメンテーターの御存知「LiLiCo」。
つまらないバカ映画も、忖度なく面白くします。映画の普及に尽力する、功労者です。

白組司会は、元TBSアナウンサーの「林美雄」 (2002年、58歳没。)
深夜放送のラジオ番組、「パックインミュージック」で、日本映画を普及した功労者です。私、この人のおかげで、日本映画に覚醒しました。感謝。

総合司会は「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」の、映画評論家「淀川長治」さん。(1998年、89歳没。)


応援団は、
おすぎとピーコ
水野晴郎
小森のおばちゃま
有村昆
宇多丸
……コンプライアンス無視の放送禁止の面々。どうだ、凄いだろ!(古くて御免 m(__)m)



1.薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」
…1981年、監督:相米慎二。
薬師丸ひろ子、衝撃のデビュー作です。
♪このまま何時間でも抱いていたいけど♪



2.織田裕二「Love Somebody」
…1997年、「踊る大捜査線」TVドラマの大ヒット、その後の映画化4本。
♪ラララLove Somebody tonight ラララLove Somebody for life♪
役者のセリフ声と歌の声が、けっこう音質違っているのよね。(深い意味はありません。)



3.原田知世「時をかける少女」
…1983年、監督:大林宣彦。
原田知世、可憐。驚愕のデビュー作です。
♪時をかける少女 愛は輝く舟♪



4.松田優作「ブラザーズ・ソング」(1989年、40歳没。)
…1981年、「ヨコハマBJブルース」監督:工藤栄一。挿入歌。
♪俺には止められなかったさ 破れた恋とわかってても♪
この歌、ブルースじゃないんですよね。POP調で聞きやすいんです。


★ここで、飛び入り参加のゲスト、


門脇麦「REBORN」
…2017年、映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の劇中歌。REBORNとは、生まれ変わること・再生。を意味します。
この歌、山下達郎の曲ですが、門脇麦もっと凄いんです。私、歌だけで泣きそうになりました。声質がワントーン高くなります。歌声が心に刺さる。「JUJU」に近い感触です。褒めすぎ?



5.満島ひかり「ファイト!」
…中島みゆきの名曲を、完璧に!いや、それ以上の完成度です。
「あたし、中卒やからね・・」のセリフから始まる瞬間に、引き込まれます。そして、強烈に心に突き刺さります。
恐るべし、満島ひかり。



6.原田芳雄「舌切雀」(2011年、71歳没。)
…1978年のアルバム「Lazy Lady Blues」、作詞:寺山修二、作曲:宇崎竜童。
♪舌切雀 お宿はどこだ♪
作詞が寺山修司と今知りました、ビックリ。どうりで独特の世界観。
これまたブルースではありません。演歌でもなく歌謡曲でもなく…



7.グループ魂に柴咲コウが「お・ま・えローテーションガール」
…2007年、「舞妓Haaaan!!!」監督:水田伸生。エンディング。 
♪ハート埋まらない この温度差 これでも結構楽しいんです♪
コミックソングっぽい、はちゃめちゃロック。
男性のボーカルって阿部サダヲ?皆川猿時?(後者ですよね)
柴咲コウの声が、音量小さくて少し聞きずらいです。



8.杉良太郎「君は人のために死ねるか」 
…1980年、「大捜査線」フジテレビ。エンディング。
歌中のセリフのテンションが、とにかく凄いんです。
では、セリフの部分をどうぞ。
「昨日ひとりの男が死んだ 戦って戦って ひっそり死んだ あいつは何の取柄もない 素寒貧(すかんぴん)な若ものだった」
「昔 人は戦さで死んだ 国のため戦って 黙って死んだ いま熱い血は何処にもない 泣くことさえ人は忘れた」



9.梶芽衣子「怨み節」「修羅の花」
…1972~74年、「女因さそりシリーズ」「修羅雪姫シリーズ」の主題歌。
♪馬鹿なバカな 馬鹿な女の怨み節♪
♪怨みの川に身をゆだね 女はとうに捨てました♪
このシリーズ、令和版の日本映画として復活できませんかね?ヒロインは?



10.渡哲也「ひとり」「日暮れ坂」 (2020年、78歳没。)
…1977〜79年、「大都会Part2、Part3」日本テレビ。
事件が解決し、渡哲也がたばこを吸うシーンで流れるエンディング直前の挿入歌。
♪ひとり ひとり おれもひとり♪
♪何のために やすらぎに 背をむけて♪
事件は解決するのですが、歌詞をよく聞くと未来はありませんね。



11.松たか子「イン・トゥ・ジ・アンノウン~心のままに」
…2019年、「アナと雪の女王2」の挿入歌。
♪未知の旅へ 踏み出せと 未知の旅へ♪
圧倒的な歌唱力、本場の英語版の歌手より上手いのです。
たぶん、松たか子さんは、日本の女優さんの中で一番歌が上手いと確信しています。



12.松平健「マツケンサンバⅡ」
…2004年に大ブレイク以来、日本人なら誰でも知っているお祭りソングになりました。
♪オ-レオレ マツケンサンバ オ-レオレ マツケンサンバ
あぁ 恋せよ アミ-ゴ 踊ろう セリョリータ 眠りさえ忘れて 踊り明かそう
サンバ ビバ サンバ マ・ツ・ケ・ン サンバ オレ♪
マツケン……こんなジジイになりたい。


で、紅組と白組、どっちが勝ったの?
……引き分けです。(コラッ!)