【65点】監督:ダーレン・アロノフスキー

「予測不能&収拾不能!」「マフィアもネコも、バッチこい。」宣伝コピーに負けています
前半は快調ですが、中半以降は失速します。




原題:Caught Stealing:野球において「盗塁失敗」を意味する用語。または、チャンスを掴もうとして失敗すること。

1998年、ニューヨーク。
かつてメジャーリーグのドラフト候補になるほど野球で将来を嘱望されたハンク (オースティン・バトラー) 。
だが、今はバーテンダーとして働きながら恋人のイヴォンヌ (ゾーイ・クラビッツ) と穏やかな日々を送っていた。
そんなある日、変わり者の隣人ラス (マット・スミス) から突然ネコの世話を頼まれる。
親切心から引き受けたのもつかの間、街中のマフィアたちが次々と彼の家に殴り込んでくる。
ハンクは、自分が裏社会の大金絡みの事件に巻き込まれたことを知るが、時すでに遅かった。
警察に助けを求めながら逃げ回る日々を送る中で、ついにある悲劇が起こる。



オースティン・バトラー、主人公のハンク。
運動できるだけの馬鹿男です。 (まあまあハンサムだけど、マザコン)。
けっこうビビッて動けない奴なので、行動に共感できません。
アルコール依存気味で交通事故のトラウマも、はっきり言って運転ミスの自己責任です。
酔っ払ってしまい、大事な鍵をどうしたかを忘れるなんて、頭悪すぎ!
怒りの爆発が遅すぎます。一般人はこうなんだろうけど、映画なんです、もっとクレイジーに!(脚本の問題ですね。m(__)m )


ゾーイ・クラビッツ、ハンクの恋人・イヴォンヌ。
乱暴な言葉使いですが、根は真面目なところが凄く魅力的です。
コンパクトなボディもしっかり見せていただいて、感謝しかありません。
でも……途中退場、早すぎます。


レジーナ・キング、ハンクを手助けするローマン刑事。
悪徳麻薬捜査刑事の正体ばらすのが、少し早すぎます。
この時代のニューヨークの警察って、人手不足?不真面目?他に誰かいないのかよ。


マット・スミス、変わり者の隣人ラス。
正体が見えませんが、本当に単なる変人でした。(死に方まで変。)
なぜモヒカン?最後にわかりました。


マフィアの男たち (ロシア系ギャングにユダヤ人の無法兄弟)、皆さん個人商店なんですね?日本のヤクザ文化とは根本的に違います。
宗教からみの言動や行動は、日本人にはわかりずらいですが、なんとなく納得できます。





(以下ネタバレ)



恋人のイヴォンヌが殺されます。(早すぎる。この映画の一番の失敗部分。)
バーのオーナーと仲間が殺されたり、ギャングの男も殺されます。
ラスは変死?し、ローマン刑事も殺されます。とにかく、よく殺されるのですが、インパクト薄い。
最後にユダヤ人の兄弟とハンクが生き残ります。


車中、兄弟のひとりがタバコを吸おうとライターを出し、そのライターはイヴォンヌのものとハンクは気づきます。
ここで、ハンクの怒りに火が付くのです。(遅い!)
アクセルを踏み込むハンク、ガード下の鉄柱に激突します。ユダヤ人兄弟がフロントガラスを割って飛び出して死んでいます。
この行為、ハンクが若い頃に起こした交通事故と同じ状況ですが、前回は単なる運転ミス、今回は確信犯での復讐行為…なんか、スッキリしないのよね。


後日、モヒカン刈りにしたハンクが、ラスのパスポートを使い、空港のチェックアウトカウンターにいます。(モヒカンの意味はわかったのですが、海外出国ってこんなに甘いの?)
大金を手に入れ、海外逃亡し、ビーチでエンドマーク。(何ですか?このしまりの悪い終わり方……モヤモヤ)