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「検事パイ」というとあまりおいしそうなパイには聞こえない。

 

だが,被疑者にとってはとてもおいしいパイである。

 

これは業界用語というべきなのか,隠語というべきなのかよく分からないが,留置施設内などでよく使われる言葉である。

 

検事パイといっても,検事が焼くパイではない。

 

逮捕された被疑者が,勾留された後不起訴又は処分保留で釈放されることをいう。

 

警察から検察庁に事件が送致された後,検事の段階で釈放されることから検事パイといわれるらしい。

 

もちろん,法律に「検事パイ」という言葉はない。

 

でも,誰が考えついたのか分からないが,うまいネーミングだと思う。

 

被疑者にとってみれば,検事パイなら10日ないしは20日で家に帰れるから,裁判で長期間争って勾留され続けた結果無罪になるよりもありがたいとも言える。

 

「検事パイ>無罪」であり,我々弁護人もまず目指すのは検事パイである。