ランキングに参加しています。
埼玉県警によると,偽の東京地検ホームページに誘導する特殊詐欺の新たな手口が登場している。
警視庁の警察官を名乗る男から33歳の女性の携帯電話に「口座が詐欺に使われている」「裁判所から訴状が届く」「罪を犯したのでなければ口座にあるお金を全額振り込んでください」などと電話があった。
女性が男に指定されたURLに携帯電話でアクセスし,氏名を入力すると,東京地検のホームページに似た画面になり,女性の実名が入った訴状のようなものが表示されたため,女性はインターネット経由で146万円を指定された口座に振り込んだ。
埼玉県内では3月にも,ほぼ同様の手口で41歳の女性が350万円をだまし取られたという(https://www.asahi.com/articles/ASL4T55WML4TUTNB00K.html 朝日新聞デジタル「検察庁の偽HPに誘導 埼玉の女性が146万円詐欺被害」2018年4月25日)。
裁判所に提出された訴状がインターネット上で公開されることはないし,警察や検察庁が電話でお金を振り込むように指示することもない。
これらは,お年寄りではなく33歳,41歳というインターネットに通じた若い方が騙されているからよほど巧妙なのだろう。
信頼できる機関の名前を出されても,電話による振込指示は詐欺であるからご注意を!