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司法修習生になって司法研修所に入ると(今はどうか知らないが),「白表紙」(しらびょうし)と呼ばれる修習用の記録を使って起案をした。
文字どおり表紙が白いことから白表紙と呼ばれるが,実際にあった事件を題材に,個人情報を匿名化するとともに,学術的な論点を付け加えたりして作られていたのだと思う。
研修所に入って初めての起案が,広島の事件であったと記憶している。
広島市内の三菱の付近で起きた監禁などの事件だった。
その証拠物の中に,「カッターシャツ」という当時聞き慣れないシャツがあった。
どんな特殊なシャツなのかと思ったら,どうやらワイシャツと同じ意味らしい。
今改めて調べてみると(→★),東日本では主にワイシャツ,西日本では主にカッターシャツと呼ぶようだ。
カッターシャツ自体は,スポーツ用品メーカー・ミズノの登録商標だが,ミズノは大阪に本社があるため,西日本ではカッターシャツと呼ぶらしい。
日本は狭いようで広い。
そう学ばされた広島の刑事事件だった。