北海道警 交通違反捜査の虚偽公文書作成容疑で警察官１人を逮捕，３３人を書類送検

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警察の使命は，正義の実現ではないのか？

それがいつの間にか結果を出せという成果主義に成り下がっているため，このようなことになる。

虚偽の交通違反切符を作成し，行使したとして，北海道警は２７日，森署地域課巡査長を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕し，交通違反の実況見分にほかの警察官も立ち会ったとする虚偽の実況見分調書を作成したなどとして，函館機動警察隊の隊員ら３３人を同容疑で書類送検した（http://www.asahi.com/articles/ASHCW5R1RHCWIIPE02D.html　朝日新聞デジタル「交通捜査で虚偽文書容疑、１人逮捕３３人書類送検　道警」平成２７年１１月２７日）。

逮捕された警察官は７月から９月にかけて２回，同じ人物をシートベルト装着義務違反で検挙したとする交通違反切符を作成して上司に提出したが，身に覚えのない違反講習の通知を受け取った本人からの指摘で発覚した。

「事件や事故が少ない中，交通違反検挙くらいやらないと格好がつかないと思った」のが動機だそうで，格好をつけることが警察官の仕事だと思っているようだ。

過去の交通違反者のリストから選んで同じような犯罪を数十件したと供述しているというから，個人情報の悪用も甚だしい。