「高倉ダイコン」を知っていますか?

高倉ダイコンは江戸東京野菜のひとつで、大正時代からタネを採り続けて、現在に受け継がれている固定種の大根です。

昭和の始め頃に、八王子浅川の北側に位置する高倉町、石川町、大和田町など、けいの家のすぐ近くで多く生産され、あたり一帯にはすだれ干し風景が広がり、八王子の冬の風物詩だったそうです。


先日、とある有り難いご縁を頂いて、高倉ダイコンの「現在唯一の生産者さん」を訪ねました(^-^)


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何とも壮観な風景にビックリ!
干した大根のえもいわれぬ香りが立ち込め、まるで大根干しが最盛期だった昔にタイムスリップしたかのような感覚でした。


多くの大根は収穫後すぐに出荷となりますが、高倉ダイコンは葉を取り、結ったあと干してから出荷しているのでとても手間がかかります。

その大変な手間のため、現在の生産者さんは一軒のみになってしまったそうです。



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こちらも江戸東京野菜の「内藤とうがらし」
とっても色鮮やか(*^^*)




今回、ご一緒させて頂いた江戸東京野菜コンシェルジュの皆さまと、年季の入った大根洗いの機械を見学♪

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野菜作りや野菜を使ったお料理の提案、江戸東京野菜の普及など、食文化の継承に本気になって取り組まれている素晴らしい方々ばかりでした(*^^*)




生産者の立川さん。

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けいの家のために、熟練の手慣れた技で、あっという間にダイコンを結って頂きました。

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立川さん、どうかお体にはご留意され、これからも美味しいお野菜を作って下さい!


また多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島会長にも心よりお礼申し上げます。
これからも色々とお教え下さい!


現在、高倉ダイコンが食べられる飲食店はけいの家だけとの事♪ヽ(´▽`)/

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八王子の先人はもとより、たくさんの方の思いがたくさん詰まった高倉ダイコン。
これぞ地産地消。
大切に使わせて頂きます。