大正父ちゃんの教え「台風」 | 貴照良日

貴照良日

鑑定歴32年。当初は、熊本中心地のカフェで鑑定。下通り,上通り,新市街に交通センター(現:サクラマチ)のcafeで待ち合わせをして鑑定していた時代。熊本を拠点とし、国内外の方のリモート鑑定も行ってます。鑑定50,000人以上になり、その独自流の統計から「貴照鑑定」を確立

今・・

時間に追われて・・・追われて・・

アメブロ更新も、FBも・・

 

読む時間もない。

 

横になる時間も・・やっと作るような時間に・・・

 

大正父ちゃんの教えを突然思い出す。

 

その思い出した時に、

書き留めておこう!と思ったのが

このブログ記事!

 

ということで、

 

今日も時間に追われて・・

ちょいと一息タイム

 

 

思い出した「大正父ちゃんの教え」

 

学校の帰り道・・

 

その日は、台風が来ると言うことで・・

早い下校。

 

クラスメイトの「かなちゃん」が・・

家に寄って行かない?と言うことで・・

 

まだ、その時間はお外は明るく・・台風?の意味も良くわからず・・

数名の同級生と「かなちゃん」の家で「ミ・チ・ク・サ」

 

すると・・

 

そこの「かなちゃん」のお母さんがお仕事から帰ってきて・・

外をみたら・・もう・・真っ暗になっていました。(^_^;)

 

「あらまぁ~~台風が来るから早い下校になったのに・・

もう・・強い風が吹いているから・・みんな泊まっていきなさい」って(>_<)

 

そこのお家の電話を借りて・・

みんな家に電話をして・・泊まることに!

 

さぁ~~我が家!

 

おばちゃんが私の家に電話すると・・

父:「帰らせてください」

おばちゃん:「強風で危ないかと思いますので、泊めてはダメでしょうか?」

 

こんなやりとりがあったんだと思います(幼かったのでやり取りは覚えておりません)

 

結局、電話口に私が出て

 

父:「台風でかなり強い風と雨で危ないから気を付けて帰ってこい!」

私:「怖いよ~~」

父:「だから、学校は早く帰したんだろう?早く帰ってこなかったお前が悪いんだ」

私:「そうだけど、みんなは泊まっていいことになったのに~~私だけ帰るの?」

父:「他の友達は、知ったことじゃない!!いつもの道は、危なくないから・・いつも通り帰ってこい」

私:「傘ももってないし、びしょ濡れになっちゃうよ!」

父:「濡れて帰ってくるしかないんじゃないか?とにかく、帰って来い!」

私は、ランドセルが濡れるのが嫌なので・・かなちゃんのおばちゃんからゴミ袋をもらい

傘も貸してもらって・・その傘をさして、ゴミ袋をかぶせたランドセルを背負って帰ってくると

 

借りていた傘は、すぐに壊れ・・

ランドセルはゴミ袋をかぶせてしっかりと結んだはずなのに・・

風がビニール袋はいり、風船のように膨らみ

その空気が入ったビニール袋のせいで・・前になかなか歩けず・・

 

結局は、ビニールを取って・・壊れた傘をもって・・びしょぬれで帰ることに・・

 

家に近づくと・・仁王立ちで父が大きな傘を持って待っててくれていました。

 

父:「怖かったか??」

私:「すっごく怖くって・・ビニールが重くなって歩けなくなって・・借りた傘も壊れちゃって・・・」

 

泣きたいけど泣かず・・一生懸命・・怖かった話をしながら・・父が手を繋いてくれて・・

ホットして、安心して家まで帰た・・あの日の事を鮮明に覚えております。

 

父:「台風を甘く見るな!危ないから学校は早く帰らしたんだぞ!」

私:「ごめんなさい」

 

いつもだったら怖い父なのに・・

父:「怖かったな~~(*^。^*)・・台風は傘が壊れ・・真っ直ぐに歩けなくなることを覚えとけよ」

 

この時に、父は、どんな風に怖かったか?それで、お前はどうした?と

1人で帰ってきた道のりで私が感じたことや、不安だったことを細かく聞いてきたことを覚えております。

そして、その場合は、どうしたらよかったのかとか、そのようにすると・・それが防げるのか?とか

あの細かいアドバイスは、台風の怖さを感じてすぐだったので、とっても実感したのを覚えております。

 

 

今思うと、父が待っていてくれた場所は・・

御友達の家からそこまでは・・危ない道のりではなかったけど・・

父が待っていたところから家までは・・車から見て死角があるので、

危なくない道のりのことは計算し・・1人で歩かせ・・

 

危険なところから家までは

父:「この道はな・・・信号がこわれたときに・・スクランブル交差点だから・・車が一番危ない状態になるところ・・だから・・信号機が壊れていたら・・こっちの道から帰ってくるように覚えとけよ」

私:「死角って何?」

・・私に現場?教育をしたかったのでしょう。

子どもでしたので、実感して・・ほんとだ~~と色々なことを教えてもらっていたんです。

 

私の歩く足であれば・・遅かったと思うのですが、

父は、台風が来ている強風の中・・ずっと私を信じて立って待っていてくれた・・

大きな愛情を今はわかります。

 

当時は、「このクソじじ~~」と思っていたんですけけど・・(笑)

父の姿が見えた瞬間の「あ~~お父ちゃんだ~~(*^。^*) 」

安心感が出てきたことは、今でも覚えております。

 

早く帰らなきゃいけない・・と言う対策の意味を甘く見ていた私でした。

 

なので・・

 

ルールは守らなきゃ!ですね!