四十九日 | 貴照良日

貴照良日

鑑定歴32年。当初は、熊本中心地のカフェで鑑定。下通り,上通り,新市街に交通センター(現:サクラマチ)のcafeで待ち合わせをして鑑定していた時代。熊本を拠点とし、国内外の方のリモート鑑定も行ってます。鑑定50,000人以上になり、その独自流の統計から「貴照鑑定」を確立

今日は

父の四十九日です。
極楽浄土に行けるかどうかの判定が下されるのが四十九日目で、この日が忌明けとされます 
ということで・・

私は父と2歳の時に出会いました。
生まれた地元でも・・
学校の御友達の中でも・・

いつも一緒にいる親子と言うことで・・
よく、父子家庭じゃないか?と思われることもしばしば(笑)
そんな親子でした。

今回、父の死因は、肝臓がんでした。

2年前の1月に、胃がんと診断されたときに、もう高齢であり・・
その時にも・・すでに末期で4月を超えるか?夏までは難しいと言われました。

年齢がその時点で90歳を過ぎ・・・体力的に手術も抗がん剤治療も
出来ないと言われました・・・

父は、そんなはずはない・・食事もしっかり食べれるし・・
何よりも、胃がん検診を毎年行ってるし・・
半年前にも胃がん検診に行ったのに・・
とこの時は、家族みんな・・気持ちが下がりました。

沢山、沢山調べました。
癌のことで本を出しているかたに勇気をもってメールをしました。
とっても丁寧に、高齢の場合は抗がん剤も手術もしないままが良いと
提案をいただきましたが・・

父は、納得できず・・
いくつか病院を変えて診察していただいたところ
ある病院のドクターが・・生きたいなら・・
年齢的に抗がん剤治療は難しいけど、胃とリンパ節と尾部の一部を切ってしまえば・・
命がつながると思いますよ!!オペしましょう!!

この言葉で父は、改めて生きる希望をもち
手術をしました。手術は成功!!
術後、麻酔から目を覚ました時にドクターが・・
「お名前は?」「どうしてここにいるか?わかりますか・・?」など質問
そして、答えている父。
最後にドクターが質問はありませんか?と聞くと
父は、手術時間は何時間でしたか?と
「7時間ですよ」と聞くと・・
予定通りの時間で終わったということは成功ですね!と
笑っていた父。

ドクターは思っていた以上に、回復をし元気なので・・
長生きしますね~~って。

あれから2年後の今年。

今度は肝臓に新しい癌ができていたのですが・・
毎月、地元の病院に検診に行っておりましたが・・
そして、異常なしと言われていたのですが・・
どうも、食事がとれなくなり・・歩く力がなくなったということで・・
手術をしてくださった病院に診察に行ったら・・・

もう、肝臓全てが癌であり、少しでも生かせる肝臓部分があれば
再生も可能なのに・・なんで・・こんな状態まで放置してしまったのか・・・。と言われました。

病院選びは、自己責任ですね。

父も、もう・・あれから2年・・生き延びたから・・
その生き延びた2年で、食べたいトンカツもビールも・・
美味しい物もたくさん食べたし、やりたいこともみたいものも・・
沢山・・沢山・・してきかたら・・もう・・いいよ!

なんと、僕は良い人生なんだろうか!!
こんなに幸せな人生でいいんだろうか!!
こちらは8月に一時退院した日に撮った写真。


一緒にビールを飲んでポテトフライが食べたいと言うことで・・一緒に食べた
最後の外食。オーデンにて

翌日・・病院に戻る時に・・
どうしても家に帰りたい!!

父の願いをかなえるために対策が始まり・・
翌週に退院。介護生活、そして10日も経たずに亡くなりました。

川島なお美さんと重なる感じです。

みんなに感謝でいっぱいだ~と言いながら
羨ましい人生の終わり方。

そして、本日・・
極楽浄土へ・・・

父のこと、私のことを御心配してくださった皆様・・
本当に、ありがとうございました。

父の介護と亡くなってからの大切なことを
改めてブログに書いていこうと思います。