福島の今・・ | 貴照良日

貴照良日

鑑定歴32年。当初は、熊本中心地のカフェで鑑定。下通り,上通り,新市街に交通センター(現:サクラマチ)のcafeで待ち合わせをして鑑定していた時代。熊本を拠点とし、国内外の方のリモート鑑定も行ってます。鑑定50,000人以上になり、その独自流の統計から「貴照鑑定」を確立

いつも交流している福島のしばちゃんから・・
1通のmailを頂きました。

「今日は、福島市の病院の職員のみなさんと浪江町へ視察の案内を頼まれましたのでバスに乗り私の家の近くを通り津波被害の海まで行ってきます。

あまり見たい景色では無いのですが、現状を見て感じて頂けるので引き受けました。
線量計を持ち防護服を着て行ってきます。」

現状を私も知りたかったので・・
その後の情報をお待ちしておりますね!ということでその日の夜・・
福島浪江町の現状の写真をしばちゃんから送っていただいたんです。

私は・・
そのお写真を見て・・
言葉を失くしてしまうほど・・
ビックリしたんです。

私も一昨年と昨年と被災地へ行っておりますので・・
町をみてきました。その時と全く情景は今も変わっていないようですね。

自分の街に入る時にこの看板を見るのはつらいですね。


それよりも・・
私の目を疑ったのは・・
線量計の数値です。


この数字に・・びっくりし・・
もうすぐ3年になりますね。・・
この数字は下がっているの?上がっているの?

漏えいしていないのなら・・・
数値は下がっているはずですよね。

しかし現実はこのニュースでもびっくりしました。


詳しくはこちらもご覧くださいね →☆

そしてしばちゃんたちは防護服を着て浪江町をご自身の目で見てこられた報告が・・
しばちゃんのブログでもご紹介されています。


こんな格好をしないと自分の家の所まで帰れない現状です。
そして・・
この除染したものがこんなに街のあちらこちらにあるんですよ!


私達が昨年8月に行った時にも団地の中庭にもありました。
柵もなく・・子供たちがこの黒いビニールの横を普通に歩いていました。
熊本からの私たちは、怖さを感じましたが福島の方は当たり前の
光景らしく・・普通に語られていることもびっくりでした。

現在除染廃棄物が3500万トンが福島県内に放置されているようです。
中間貯蔵施設の候補が2011年に計画されていましたが・・
現在はどうなっているのでしょうか?

一昨年現地入りをさせていただいた時の情景と
数日前の情景が・・待ったく変化ない・・時がとまっているんですよ!



しばちゃんたちは、震災後1年・・我慢すれば自宅に帰ると・・信じていたのに・・
1年経っても、何も変わらず・・2年経っても何も変わらず・・3年経っても変わらず・・
こんな状況で何を夢見て・・何を信じて過ごしたらいいのか?
しばちゃんたちは、家に帰れないとはっきり言われてきたほうがまだ気持ちを切り替え
ることができたと思うのですが、震災後は、1年経てば帰ることができるかも?と
聞き、あと・・1年かも?ときき・・今度は帰宅困難と聞き・・どうなるのか?
浪江町は・・?今仮に住んでいる二本松は安全?
原発のある福島県はどうなの?

正しい情報が入らないまま・・3年が経とうとしています。
一昨年無人の飯館村には猿が道路をあるいているのをみました。
今回は、イノブタが町の公園で自由にしていたそうです。



しばちゃんたちのようにお子さんがいらっしゃる親御さんは・・
自分が生きている間は子供たちを守れても・・本音は・・
子供たちの未来がどうなるのか?見えないまま月日が経つことが親にとって
どれだけ苦しいことか?

仮設住宅に伺ったときにママたちと話をした中・・
ご自身の心配の言葉より・やはり未来の子供たちの事が何よりも
心配で・眠れない日々だとお聞きしました。

原発・・・
色々なことがあるのかもしれませんが、
今、稼働していなくても生活はできています。このまま料金が高くなっても
安全性を1番に考え・・節約も今からの時代必要なことでもあるかと思いますので
原発は再稼働しないことを望みますね。