11月11日 「心のゆとり」 | 貴照良日

貴照良日

鑑定歴32年。当初は、熊本中心地のカフェで鑑定。下通り,上通り,新市街に交通センター(現:サクラマチ)のcafeで待ち合わせをして鑑定していた時代。熊本を拠点とし、国内外の方のリモート鑑定も行ってます。鑑定50,000人以上になり、その独自流の統計から「貴照鑑定」を確立

100年に1度の記念日


ついこの間、ある方とお話をしていて、

「最近すぐに涙かでるんですよ・・・」とおっしゃっていました。

今まで、この方のイメージは、「殴る・蹴る・怒る」というイメージだったのですが、

私のこと、先生・先生・先生って今までと違った声で私に話しかけてきました。


私は今までと全く変わらない気持ちで、接し方も同じ。

なのにこの方は、ご本人も変わったし、私の見方まで変わってた。(私は変わってないのに~~)


嬉しいことに、「先生の人気わかるようになったよ。先生は本当にまっすぐで優しいよな!」って嬉しいです。おまけの言葉があったんです。「けど、正直すぎるからだまされるんじゃないかと・・心配だから護衛をつけなきゃ」だって???そんな~~私心配ですか??

この彼の顔は、いつの間にか昔の鋭いお顔つきが、とっても優しいおじさんになっていました。

私の心配までしてくださって・・(笑)


先日、別の方とお話をしていた時に、今は何に対しても、、「ありがとう」って気持ちになったり、「幸せになってね」って素直に思え、心から感じるようになったと・・・彼女の笑顔は本当に優しくなっていました。


この二人の共通点。


実は、生活のどん底を味わってきた二人なんです。


私も以前、このブログで書いたことがるのですが、人の保証人で1文なしの生活を経験しています。

夫は、出稼ぎに・・・私と息子は10ヶ月間路上生活。


その時に、毎日を生きることだけが精いっぱいで、毎日明日があるだろうか?と思って生活をする日々。

今、被災地で生活をされていらっしゃる方は、この時の思いをされているんだろうな?と思うと、今の私に何かできないか?と考えますね。


好きだった人を事故で失った経験から、いつもいてくれるだけでもありがとうと思える夫。

好きな人に出会えたこと、結婚できたこと、本当にありがとうと思う。失った彼は、結婚の数カ月前でしたので

まさか・・・普通に結婚出来ると思っていたのに・・・いなくなった。ここにも失う経験。



心のゆとりは・・・一度心の器の中に入っている・・いろいろな感情「怒り」「批判」「嫉妬」「嫉み」「意地悪」これらの思いをいちど、どん底に落ちて・・心を空っぽにしてしまうと・・・


何も入っていない心の器にはゆとり。


もともと、生れてきたときの赤ちゃんも、心のゆとりを持って生まれてきたんだろうか?

そこに、赤ちゃん・子供たちは大人や周りの影響で嫌な感情で心の器が埋まっていく?。


最近、このブログで思いを語ってるからでしょうか?毎日こころが軽くなるんです。書くことで。

それと、毎日いろいろな方とお話をしているので、いつも心が軽いのかもしれません。


この軽さが・・・心のゆとりを生んで・・・人に優しくなれるのかも?


ムカつく!!なって言葉を使っている方がいたら・・・その方のムカつきの気持ちを吐き出させてあげてくださいませ。


お子様がイライラしていたら、その気持ちを聞いてあげてくださいませ。


パートナーの方が、今日はなんだか「カッカ怒り狂って」いたら、落ち着くまで聞いてあげてください。


もしかしたら、聞いてあげることが心のくすりなのかもしれませんね。


農業をしてきたので・・・農業に当てはめて考えると

雑草をほって置くと実が肥らない(心が育たない)。コマメに雑草を取り除くと簡単に雑草が無くなります。めんどくさいからと言って、ほっておくと、その雑草を取り除くことが大変。


いつも・・・自然から学ぶことがありますね。


なので、先ほどのおじさんも、女性も・・一度心の中身をすべてなくしたことから、「心のゆとり」がでてきたのかもしれませんね。目の前の問題どころか、生きることが精いっぱいだった経験。


もともと、生まれながら良い環境で雑草の少ないところで育ってきた方は、いつも日頃から心のゆとりがあるのかもです。


苦労されていらっしゃるかたで、実はどん底まで行かず手前のところで・・・助けていただいたり、本当に失うまでの経験でない苦労の方は、まだ心を空っぽにしていないので、心に悪の意地悪な気持ちや嫉妬・批判がいっぱいです。この不愉快な気持ちや不幸は、○○のせいだ!!と相手に原因があると思ってしまいます。


心のゆとりを無くされていらっしゃる方は、自分でその道を選んできてしまっているのではないでしょうか?幸せも、心のゆとりも・・・いろいろな経験から生まれてきますので、何かに悩んだり迷っていらっしゃる方は、前に進みましょう。少しでも自分の役割を探してみましょうね。失うことをおそれて、中途半端よりは向かて解決するか?失っても、ゼロからまた始めればよいでしょう。


皇后陛下美智子様にむかし、むかし、お声をかけて頂いたときのあの感動。

注意をうけるかと思うところにいた私に、天皇陛下も笑みをうかべながら私をみて、皇后陛下美智子様は優しいお声でお話くださいました。御用邸のある海岸にいた私なのですが、どうぞ・・・っておっしゃってくださったんです。お心が広くお優しくお声で・・・感動でした。


この日から、理想の女性が・・・皇后陛下様なんです。(笑)


生きる厳しさをしっていると、優しさと努力と真剣さが身について・・・心にゆとりが誕生すように思います。

いったん、相手の気持ちを共有し理解してあげるために、自分の「心のゆとり」が必要ですね。


貴照梨左