宮地からの普通列車が到着しました。


7時28分発車。


行く手には阿蘇の外輪山。



7時35分   瀬田





7時45分  宮地、大分方面からの線路が
合流すれば立野に到着です。





停車時間は2分程度のためそそくさと撮影。



7時47分  立野発



※音量にご注意下さい/59秒
最初のビュースポット立野橋梁を渡ります。



動画を見るのがまどろっこしい方のために
キャプチャー画像で説明します。

立野橋梁


橋梁通過中です。

進行方向右側に阿蘇立野ダムの威容。
堤高 87m、堤頂長 197m




橋梁通過後です。

堤頂と同レベルの位置を進みます。



※音量にご注意下さい/58秒
続いて第一白川橋梁を渡ります。



同じくキャプチャー画像で説明します。

進行方向右側眼下に白川。


橋梁手前にあった犀角山トンネル
(125m)は熊本地震によるダメージが
甚大でした。そのためトンネルを全撤去
するという大胆な工事が行われました。


犀角山トンネルだった付近を通過中。




第一白川橋梁。対岸は戸下トンネル。
トンネルポータルは周囲をコンクリート
で補強され厳つい表情。



以下、橋梁通過中の画像です。

進行方向右側、直下の眺め。



同、下流側の眺め。



進行方向左側、直下の眺め。



同、見上げれば道路橋。
手前から阿蘇長陽大橋、新阿蘇大橋、
赤いアーチは南阿蘇橋



気付けば戸下トンネルが迫ってました。
擁壁の突起物はアンカーボルト?



※音量にご注意下さい/16秒
戸下トンネルを潜り抜けると
進行方向左側に白川の流れが見えます。
運転士氏の言葉の通り、先ほどまでの
急峻な峡谷から穏やかな渓流に変化
しました。この劇的な変化こそ
南阿蘇鉄道の車窓の白眉です。


ただ、この僅か数分間の車窓が甦るまで
7年3ヶ月もの期間を要しました。
地震の圧倒的な破壊力に畏怖すると同時に
数々の構造物で復旧した人類の叡智に
感銘を受ける車窓でもあります。


こうして平和な汽車旅を堪能出来るのは
幸せなことですが、あの地震で失われた
命は甦らないし命が失われた現場近くを
走行する区間です。遺族の方々は沈痛な
思いで見る場所でしょう。
それだけは忘れてはならないと思うのです。

(つづく)

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