世間では神様からご利益・パワーを授かるために
神社参拝される人がとても多い。
その様な思いで神社参拝されるのは間違えではなく
参拝されることにより、気持ちが楽になったり、
活力が溢れてくれば、何より素晴らしい事だと
感じます。
それとは反して「強い我」も同時に感じてしまうのも
確かです。
以前、私もパワーを授けて頂きたく、
樹齢700年以上の御神木に手を当てていました。
今思うと、とても恐ろしい行為です。
ある時、本来ならこの先、ずっと樹齢を重ねて頂き、
子々孫々の代までも、その姿を見せて頂く事を
唯々願うことが、御神木に対する敬意ではないかと
気付いたのです。
今では御神木に手を合わせ、感謝のパワーを送るように
しています。
前置きが長くなりましたが、君達に私が思う神社参拝の
心得をお話ししましょうね！
あくまでも祖父が可愛い孫達の幸せを祈る心からの
能書きです。
(１)鳥居の前
神社を参拝する際には手や口を清める風習があります。
これを手水（てみず、または、ちょうず）と呼び、
手水舎は、手水をおこなう建物のことです。
先ずは鳥居から神殿に向い、仮に左側に手水舎があれば、
鳥居の右端に背筋を伸ばし、神殿に向い深く一礼します。
(２)手水舎で手や口を清める
これは禊の意味が有る重要な作法です。
昔々、日本国に疫病が蔓延し沢山の人が苦しみました。
そこで、神々の御怒りを鎮めるため、
天皇陛下は国民に対して手や口を清めてから
神々に参拝するよう指導されました。
この作法こそが今も日本人なら当たり前のように行う
「手洗い」「うがい」の始まりです。
(３)神殿に向ってゆっくり進む
神社の境内には玉砂利が敷き詰められています。
その玉砂利をザッザッと音を立てながらゆっくり
足を運びます。
この行為は「祓い」の意味が有ります。
イライラしたり、ムカムカしたり、ザワザワしたり等、
必要のない感情を除く事を「祓い」と言います。
ですから神殿の神々の前に立つまでに、
出来るだけ不要な感情を祓って下さいね。
(4)神殿の前に立つ
もしも神殿の前に立っても、不要な感情が沸々と
感じていたら一言声に出し
「祓いました」でも「祓われた」と
気持ちを整えましょう！
(5)参拝方法 ※ここが君達に伝えたい肝です。
よく賽銭箱の横に「参拝の作法」と書かれた
立札のようなものが有ります。
「二礼二拍手一礼」とか「三礼三拍手一礼」等、
神社によって様々な作法が有りますが、
明治時代以降、「二礼二拍手一礼」が作法の
主流のようです。
よくその作法の起源や意味を説明される人がいますが、
その様な話を聞く機会が有っても、これから説明する
作法を優先して下さいね。
先ず賽銭箱にお金をそっと納める。
その際、心の中で「少ないですがお受け取り下さい」と
自分の肩幅にあったお金を納めてね！
そのお金は神社の修復等に使われる尊い資金です。
ですからお賽銭は大切！
そして深く二礼、そして左掌を右掌より少しだけ
前に出して二拍手して下さい。
イザナギの神が左目を洗った際にアマテラスが
生まれた事に由来します。
パンパンと神々に届くように響かせてね！
そして神殿の鏡に向かい、大きな声で心を込めて
父ちゃん！母ちゃん！産んでくれて育ててくれて、有難う
そして深く一礼する。
父ちゃんと言い争いしたり、母ちゃんに怒られた後でも
二人の笑顔で頭の中を一杯にしましょう！
君達が両親に感謝する事で、君達のご先祖や
ご先祖の最高神：遠津御祖神(とおつみおやのかみ)に、
君達の言霊が届きます。
神社は神々からパワーを授かる処ではありません。
君達が発する「有難う」の言霊パワーを神々に
納めて頂く宣誓の場所です。だからこそ
父ちゃん！母ちゃん！産んでくれて育ててくれて、有難う
この言葉が尊いのです。ご先祖は喜んで下さいます。
何故ならば、君達はご先祖の集合体・希望の最先端！
ご先祖の一人が欠けても君達は現世に存在しません。
そして神殿からゆっくり離れたら、通路の端をゆっくり
鳥居に向って歩きます。
(6)最後に
鳥居の端に立ち、神殿をはじめ神社全体に対して、
深々と礼を忘れないで下さいね。
以上が君達に伝える神社参拝の作法です。
因みに私達夫婦は神殿に向い二礼二拍手一礼の際、
とほかみえみため (遠津御祖神 微笑んで下さい)
とほかみえみため (遠津御祖神 微笑んで下さい)
とほかみえみため (遠津御祖神 微笑んで下さい)
祓いひ給えひ 清め給ふ
ご先祖様に微笑んで頂けるような生き方をしますと
宣誓しています。
君達のBa-Ba-の生き方だけに限り、
ご先祖は最高に微笑んでいると思う！
但しGi-Giは問題が山積です。
でもね、君達は私達夫婦にとってとても大切な存在。
だからこそ伝えたい！