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麻の環境修復作用で放射能除染



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麻の環境修復作用で放射能除染

23.01.2016


麻は様々な製品原材料として我々の生活に欠かせない植物だが、土壌のデトックス機能が話題になっている。人間生活に必要な材料としてだけでなく人間がつくりだした環境汚染を清浄化するというのだ。このほど麻が土壌中のカドミウム金属や放射性物質を除去する機能を有することが見直されている。



麻の放射性物質の除去(除染)機能は福島第一の汚染除去に使うことが検討されるほどだという。汚染物質除去のメカニズムは植物が根から水分や養分を吸収する性質を利用し、重金属や放射性物質などを汚染土壌から取り除く性質(注1)



(注1)生物による環境修復(Phytoremediation)。福島県飯館村で農地土壌除染技術開発の会合が行われて以来、ヒマワリなど除染技術のひとつとして検討が行われている。




1990年代に(1986年のチェルノブイリ原発事故による周辺地域の環境汚染を受けて)ウクライナの穀物研究所が産業用麻を放射能除染にはじめて試験的使用を行った。研究グループは実験の結果、麻の放射性金属除去能力が高いことをみいだした。



2009年にはベラルーシの研究者がチェルノブイリ地区で麻を用いる除染実験を行った。

研究グループによると除染に使われた麻はバイ燃料として再利用できるという。チェルノブイリの除染での活用の後、土壌に含まれたCs137、Sr90、プルトニウムを吸収して除去する試みが福島でも始まろうとしているが、さらに放射能汚染が深刻な北米大陸の西海岸でも効果が期待されている。



麻の除染作用についての記事によれば麻の持つ放射能除染については1975年にその効能に関する論文が発表されていた。



1995年にポーランドの研究所が麻の重金属吸収でも生育が阻害されず繊維質はそのまま保たれることがわかった。米国内の放射能汚染地域は30,000箇所に登りそうした地域での麻による除染で元の環境に戻すことが期待されているが、麻の生育は工業規制のため進んでいない。



そこでベラルーシの研究者たちは除染後に麻をバイオ燃料として使うことを考えているが、吸収した放射性物質が大気中に拡散する恐れもある。しかし身の回りにある麻のような植物に除染作用があることは驚きである。


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