➡➡【車中泊旅】第27回目の続き(最終章)
(三重県津市の旅)
319mの「長谷山」ハイキング
サ-2日目に入った。道の駅「津かわげ」での一泊は爆睡だった。ぼちぼち明るくなってきたので外に出ると、まさしく小鳥の声だけが聞こえる「夜明けのスキャット」で、昨日とは逆で鮮やかな朝日が照り付けた。
よもやこんな遠方で
夜明けを迎える
「非日常」は、
毎回感動の嵐である
出発の準備をする為に外に出ると、ナニコレ! という程の車中泊の車が目白押しで並んでいたのだ。昼間の営業中と変わらない車の量である。気候も良くなってきて増々これからが車中泊旅の本番を迎える季節がやって来た。
GW期間中はいつも満車で止めることさえできない
車が続出すると、卵の納入業者が教えてくれた。
それにしても昨日とは打って変わっての、ブル-バックに冴えわたる「晴天」は、山歩きには最高である。どんな景色を魅せてくれるのか!今から初めていく「長谷山」に期待がかかる。
サ-全ての準備を終え、道の駅を出発したのは「7時30分」である。
しかし道中は、通学・通勤のピークに巻き込まれて渋滞にはまる事数回。マ-言うたら悪いけど、田舎の都会なのでここ迄混むとは思っていなかったのだ。マ-これも経験だ。
ナビに案内してもらって、登山口に着いたのは、「8時20分」だった。
少し風があったが、このブル-バックに冴えわたる「晴天」の下で、初めてハイキングする「長谷山」とは一体どんな山なのか、テンションが上がる
さて、ハイキングの準備をしたが、頂上まで「2.1㎞」と距離も短いという事で、荷物になるのでリュックは避けて、いつものウォーキング用ポーチで行くことにし、登山口を出発したのは「8時30分」だった。
途中で地元の親子と出会い、どんな山かを聞いて、舗装道の坂道をどんどん進んで行くと、風があり爽やかで心地よい
途中で分岐点があり、舗装道から逸れて山道に入って行く。あと「1.4km」の行程だ。杉林の平坦な道を進んで行くと、「長谷寺」の幟が見えてきた。
境内に入って行くと、何体かの大きな石仏が迎えてくれる。やっと本堂前に着いて看板を見ると「伊勢西国三十三所霊場」というのが目に付き、伊勢地区にも「三十三ヵ所霊場」があるんだという事を初めて知る。本堂前で合掌し、帰宅迄の安心安全を祈願
本堂の右横にある山道に入って行った。
「長谷寺」までは何と楽な
山道だろうと思っていたが、
あにはからんや、
急登のエグイ岩の坂が
待ち受けていたのだ
待ってました
これぞ「山歩き」
「有酸素運動」と「足腰鍛錬」をする為に来てるので、息遣いも荒く長い急登を上がって行った。
途中の竹林ではあちこちで「タケノコ」が、今が食べ頃と少しの頭を出して芽吹いていた。
ようやく舗装道との合流地点に着き、ここからは舗装道を上がって行く。
分岐点の目の前には「八重桜」が満開で、ええピンク色が美しかった。ドンドン進んで行くと、大きな電波塔がいくつもあった。
このオレンジ色の電波塔の前には、ベンチがありモミジの木が数本あって、津市内を展望できるビュ-ポイントになっていたが、残念ながら黄砂の影響か! 霞んでいて見えにくい状況だった。
しかし、ここで水分補給と膀胱支援の為、暫しの休憩を取っていると、自転車で上がってきた人と出会い、話し込んだ。
鈴鹿市から自転車で来たという65歳の男性で、今はリタイアして毎日のように自転車で飛び回ってるという。
最初に見た時は自分よりも年上だろうと思えたのに、自分よりは年下だったので、人間見た目で判断しては間違いの元である。
色々と話が盛り上がって、15分~20分は話し込んだ
何十万とするこの自転車に乗らせてもらったり、すっかり打ち解けて、別れ際に「ツーショットをお願いしたら即快諾!」
きょうの「一期一会」も中身の濃い話に花が咲き、深い印象となって記憶に残るだろう。
頂上まであと少しとなった
NHKの電波塔があり、すぐ横には「長谷山」の頂上があった。この頂上には一切のビュ-ポイントは無く、ただ広場だけがあり、中央部には神社の「遥拝所」と彫られた石柱があっただけである。
サ-、一気に下って行くが、途中では違った道で戻ることにして、全て舗装道を下って行った。
ここは人気の山であることが分かった。途中で出会った人は8人程で、全てご近所の方である。低山で距離が無く、時間もかからないので、健康の為に歩きに来てる人ばかりであった。
【車中泊旅】二日目の今日は、
「319m長谷山」ハイキングで、
「6.0km/2h23m」というネットで
確認して来たのとほぼ同じ
距離・時間であったことに満足
しかもブル-バックの「晴天」の下、
爽やかな風に吹かれて汗もかかずに、
気分良く「山歩き」が出来たことに感謝
そして頂上付近で出会った
自転車のおっちゃんとの
「一期一会」
は、楽しい時間を過ごせた記憶に残る
「長谷山」ハイキングとなった
サ-いよいよ帰路に着き、
安心安全を心掛けてゆっくりと、
後は無事に帰宅することである
三重県津市の歴史探訪と
長谷山ハイキングの旅は、
これにて無事終了と相成った