「宮崎ノ鼻」は、
今回で3回目になる。
一回目 ➡ 2021年1月6日
二回目 ➡ 2023年1月10日
今 回 ➡ 2024年3月11日
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有田市にある海に出っ張った岬
絶景を見ながらの海の様子は
いくつもの絶景を抱えている
有田市の奥秘境
宮 崎 ノ 鼻
嫌っという程、絶景を堪能し、さらに
矢櫃集落
の美しい漁村集落のアマルフィ-な
光景を観に行って来た。
現地出発は「8:25」である。
さて、美しい「女の浦海岸」を横目に、向こうに見える出っ張った「岬」を目指して進んで行くと、民家の狭い通りを抜けて、墓場のよこを通過して坂を上がって行くと、また途中から下り坂になっていて、両サイドに海が広がる「堪らん光景が広がる海岸」に着く。
先ずは内海の「船越の浜」から攻めていく
【船越の浜】
何枚写真を撮っただろうか
海辺は砂浜になっていて、
「箕島漁港」が一望でき、
そのかなり向こうには、
和歌山市の「住金」の煙突が
薄くぼんやりと観ることができたのは、
目一杯のズームで寄せたからである。
昨日の「明神崎」と同じように今日もまた
「ブル-バックに冴えわたる晴天」
によって、この光景が拝めるのだ。
内海なので、波は静かで、景色も穏やかで、
まさにこっちは「女浜」と言えよう。
続いて逆にある「荒越の浜」に行く
【荒越の浜】
こっちは外海で、
「船越の浜」とは違って、
ごつごつとした岩場がむき出しで、
少し風があり、砕ける波の音が響く、
その荒々しさが打ち寄せる波と、
想定外のマッチングした様子は、
まさにこっちは「漢浜」といえよう。
サ-また急登を上がって、
「宮崎ノ鼻灯台」
を目指す
かなり上がってきたところで、所々に眼下に広がる絶景ポイントが点在し、そのたびに立ち止まってこの美しい光景を堪能する。
サ-もうちょっとで「宮崎ノ鼻」灯台だ
サ-、目的の「宮崎ノ鼻灯台」に着く。ここから先へは進めないが、ここから見える岬の先端がまた「日本ではないような景色」を堪能させてくれるのだ
しかし「運輸省用地」と書かれた石標のすぐ向こうはほぼ90度の絶壁になっていて、下を覗くとあの豪快な「二玉金太郎」が一気に縮み上がるのだ
前回の約一年前に来た時も、素早く縮みあがったのに、今回はゆっくりだったのは、慣れのせいか、はたまた歳のせいか
狭い灯台の敷地をグルリンコ、グルリンコと廻って一年ぶりのこの絶景を脳裏に納めた
再度またあの分岐点迄戻り、次に向かうは「狼煙場」経由で「矢櫃集落」である。
ここからはこのコース最大の長い急登を上がって行く。
急登のほぼ中央には、「三界萬霊・為海上安全」と彫られた石柱が立つ。ここからの向こうに延びる「鼻」の眺めは圧巻で、急登のしんどさをこれを見た時には忘れてるという「イリュ-ジョン」のような絶妙な「技」を持っている。
大阪湾には絶対ないこの光景は、
まさに「非日常」である
続いて、「狼煙場跡」に着くが、今ではただの広場となっているので、説明板を読んで先に進んだ。
江戸時代では、当然電話も携帯もネットも無かった時代の手間のかかる作業であったのだ、と思いながらも今の便利になった時代でも健康の為に「歩く」という行動は共通である。
しかし、草鞋ではなく靴、風呂敷ではなくリュック、竹筒ではなく保温令が効く水筒、山笠ではなく帽子、などへと変化し、大きく寿命が延びた高齢者には最高の時代となった
サ-、一つ山越えをして、
一気に「矢櫃」に向かう
道中またビュ-ポイントがあり、さらに地面から変わった伸びた方をした「木」が目に付く。まるで「ヘビが蜷局をまいてる」ような不思議な立ち上がりの木であった。
ドンドン進んで行くと、
「峠」にさしかかり
下り坂に入って行くと、
もうすぐ
「矢櫃集落」
が見えて来る
遠くに見えるような眼下には懐かしい「矢櫃集落」が見えてきた。
細くて急で階段でという網の目のようにめぐらされた独特の集落内を通って先ずは、矢櫃公民館前を通過して、「南龍神社」へ参拝に行く。
説明文を読むと、他の神社ではない独特の謂れがあり、胸に何か刺さるものを感じる。しかしその隆盛が今となっては、高齢化が押寄せ限界集落化しつつあることが何とも淋しいことこの上ない
さて港に向かったが、わずか漁船は5隻だけで、漁業を生業にしてきた「矢櫃漁港」は、淋しくもこの「アマルフィ的絶景」を残すだけとなったのだ。
防波堤の先まで行って、後ろを振り返えると、ブルーバックに冴え渡る晴天に恵まれた「有田のアマルフィ」が絵に描いたように最高に美しかった。
海水の透明度が高く、海に出っ張った岩場が冴え、何とも言えない光景が広がるなか、先端で一人釣をする人に話しかけた。
大阪市内から来たというこの若人は、ここの景色を観る為に釣りに来たという。すぐ意気投合し当然話は途切れることなく盛り上がった結果のツーショットである
サ-彼と別れ、また階段の細い道をクネクネと上がって行き、車道迄行き着いた。途中にある展望台から「矢櫃漁港」を眼下に眺めると、、堤防の先端で彼がまだ糸を垂れている姿が爽やかだった
サ-、ここから一気に舗装道を下って、
途中から「マツゲン野球場」を目指して進んで行くと、
人の声が賑やかだった
今回の「5.3km/3h07m」は、
わざわざ遠方まで来た甲斐が十分にあって、
しかもお釣が来るほどの
「絶景」、「感動」、「懐かしさ」
を貰うことができた
ナニコレという程の驚くべき
ブル-バックに冴えわたる
「晴天」に恵まれ~の、
汗が滲むほどの陽気で、
低山ながら起伏も多くあり~の、
十分な「有酸素運動」と「足腰鍛錬」を
することもでき~の、さらに
密度の濃い「一期一会」もあり~の、
最高のハイキングが出来たことに
感謝である
健康に勝るものは何一つとして無い!