「悠々な東屋」の時間! | 紀泉伝次郎・趣味のブログ

紀泉伝次郎・趣味のブログ

趣味のブログをメイン内容として、
日々の活動や微妙な心の変化などの日記として、
身体が動かず何もできなくなった時、
読み返して記憶をたどりたいので、
  【 将来の自分の為に! 】
出来るだけ多投稿したいと思います。

また「コロナ感染者」が激増して来た「第二波」の真っ只中だが、気温が落ち着いてくる秋になれば高齢者の死亡者も激増するような様相だ。

しかし個人的に今年は「コロナ」によって、計画していた春の4月・5月で「車中泊旅」も「潮岬キャンプツ-リング」も中止した。秋には行く計画であるが、梅雨が明けてから酷暑の毎日が続く中で、この真夏の暑い時期にその少しでも「真似事!」をやってみたいという思いから、今回は初めての「試み!」である【悠々な東屋で2時間!】を計画した。

場所は、海や山に隣接する大自然の宝庫である最も好きなエリアの「加太地区」を選定。

---------------------------------------

かなり前から計画していたが、やっと実行するときが来た。

ここで重宝するのが「PS250」の大きな荷台だ!

しかもどこにでも近場迄入って行けるし、駐車もできる!

自分に向いた実用的なバイクを選んでいて良かったと思う。

---------------------------------------

さて「加太地区」に到着。だが「加太地区」を象徴する「淡島神社」に寄って今日の「安全・安心」を祈願! いつもなら自転車を置く場所だ。やっぱいいよね!天気が良い日のこの朱色の鳥居が・・・! 自転車の時、いつも缶コ-ヒ-ブレイクをする場所で暫し休憩の後、目的地に向け出発した。

誰もいないことを願いながら目的地に到着。誰もいなかった安堵感、

「贅沢な東屋時間」のはじまりだ!ここ着いたのは「10:40」だった

先ずは荷台に積んできた「GOODS類!」を降ろして準備に掛かる。

あーでもない、こ-でもない、これは不要だった、とか広げてる準備時間が楽しいのだ。

とりあえず全部出して並べたところで、休憩と辺りの散策をする。

前には「友ヶ島」、

右を向けば、山頂に「加太休暇村」、

左には、「加太漁港」、

そんな風光明媚な絶景を堪能した後、カップ麺の準備にかかる。

湯が沸く間に並行してUSB充電式電動ミル付きコ-ヒ-メ-カ-で煎れたてのコ-ヒ-の準備もする。

ラジオを聞きながら、

辺りの極上の風景を

堪能するという、

至ってシンプルな

アウトドアな時間を過ごす!

しかし念のためにと思って持ってきた「扇風機」や「蚊取り線香」は不要だった。吹く風は涼しく、屋根があるので汗もかかずに過ごせた。影なのでスマホ画面もくっきりだ。スワイプやタップする指が忙しい!

そんな「贅沢なひと時!」を潮の香りと、爽やかな潮風に包まれて、いつも自転車で来る見慣れた光景をゆっくりと堪能できた。

サ-、湯が沸いたので「カップ麺」の時間だ。ミルしたコ-ヒ-豆にも湯を投入して、待ちに待った時間である。

堪らんね!言うこと無しのとんこつ味!

カップ麺のあと煎れたてのコ-ヒ-を味わって、また辺りを散策。

天気が良い日のこの場所は、ズ-ッと居られる、飽きることのないこの風景は大阪湾にはない。しかもこの東屋の影では、「酷暑!」という言葉は無い!

こうして景色を堪能してるとき、一台の原付が入って来た。地元の方で、

よく大物の餌となる「フナムシ」を取りに来るという。自作の仕掛けでとり、大部分を知り合いにやると言って、徐々にテンションが上がり、座り込んでしまった。話すこと約40分、年齢を聞くと何と「84歳」だという。元気すぎるこのおじいさんは、14年前に「前立腺がん」を患い、下腹を開いて除去手術をしても尚、この元気さは、「フナムシ」をとることに生きがいを感じてるからだと言ってた。別れ際に写真をお願いした。

正しく自分の目指すところの、歳の取り方に感銘!

サ-ぼちぼち帰ろうかと、荷物の片づけをしてるとき、またまた一台の原付が入ってくる。

話しかけると「ガシラ」を釣りに来たと言うので、こっちが今度は一気にテンションが上がり、聞きまくった。場所や大きさ等々。しかし岩場の先っちょまで行くのに、胸まで海水に浸かって行くという。だから干満差の大きい満月と新月辺りでないと行けないのだ。20cm~25cmの「ガシラ」が普通に釣れる穴場がこの先っちょにあるから胸にまで浸かってでも行くのだという。このあと釣りの話からドンドン飛び火して、色々な話題で盛り上がる。歳を聞いてこれまたビックリ!「80歳」である。これも約30分だ。

島になった岩場に移るために、胸まで水に浸かるところを見たかったので、その時を待った。ふら付きながらも見事に渡って、先端で糸を垂れるのを確認した。

そして東屋に戻ろうとした時、あの「フナムシ」のおじいさんの姿が見えた。

「一期一会」の84歳と80歳の両名合わせて約1時間以上も話したことになる。普通なら止めとこうとなる危険な岩場を平気で渡り歩くこの二人に、出会えたこと、たっぷり話せたことが何よりも今日の収穫だ。

--------------------------------------

ここに到着してから出発までの2時間55分は、家で過ごす時間よりも遥かに付加価値の高い「二人の一期一会!」は精神的肉体的健康に刺激をもたらしてくれた最高の「贅沢な東屋のひと時!」となった。

----------------------------------

今後も、予定の無い日や、ちょっと時間が空いた、という場合に不定期だがまた同じ場所で悠々な東屋!の時間を過ごすことにする。

いつもは「山歩き」、「ポタリング」、「ツーリング」などの体力を使う長時間のアウトドアな趣味だが、この夏場だけでも

「汗をかかない、動かないアウトドア!」な

ゆったりとした時間の過ごしかたも「アラ古希!」

の自分には必要かと思った今日この頃・・・・!