QPSK変調に関して様々な説明記事がありますが、応用も含めて

https://www.maximintegrated.com/jp/design/technical-documents/tutorials/6/686.html#

の記事が、私には分かり易かったですね。

π/4シフト QPSKは、疑似8相PSKと言われる。同様にπ/2シフトBPSKは、疑似QPSKのハズ。これらの変調の特徴は、位相の偏移の際に座標0.0を通過しないこと。通常は対角の位相に偏移する場合は、必ず原点を通ります。

一回の変調 (1シンボル) 毎に互いに45度 (π/4ラジアン) 位相の異なるQPSKを交互に用いるQPSK。位相偏移時に零点を通らないため、

・送信機の設計が、簡素化できる。

 →8相PSKに比べてだと思う。

・スペクトル効率が上がる。

 →同じ帯域幅でも情報量がより多い。

・受信にリミッタを使うことができ、振幅変動に強くできる。

 →位相推移の際の振幅の偏移がより少ない。

 

その場合、遅延検波が使われることが多い。そのため差動符号化されている (π/4シフトDQPSKと呼ばれることもあるがDは省略されることが多い)。

上差しπ/2シフト BPSKに関しても推して知るべしです。

π/4シフトQPSKって、ETCに応用されているのですね。

 

大学受験のころ習った三角関数や微分積分の知識/理解度が、改めて試されていることを還暦を過ぎて実感しております。

OK

デジタル簡易無線のデータ通信の検討に始まって、今はデジタル変調理論に関心が移ってきました。(笑)

 

【参考記事】

http://www.saba.cs.it-chiba.ac.jp/_userdata/AdvCom04.pdf

http://www.ieice-hbkb.org/files/04/04gun_02hen_05.pdf

http://www.rf-world.jp/bn/RFW13/samples/p133-134.pdf

http://literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5965-7160J.pdf

http://www.micronix-jp.com/file-download/technical/pdf/QPSK-signal-tech_j.pdf

https://www.den-gyo.com/labo/kouza/radio04.html

 

【参照記事】

https://ameblo.jp/kissam59/entry-12591273191.html

 

※私の思い込みで書いています。くれぐれも自己責任でお扱い願います。

 

 

ディジタル通信の基礎