3年前の今日
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あの日へと加速し始めた。
泣きながら
「本当のお父さんお母さんって思っていいですか？」
そう電話の向こうで言った彼女。
あの時の声は耳の奥でははっきりと覚えているのに
その上から日々が重なり
探し出さないと聞けなくなってきた。
今日は久しぶりに1人映画に行って来た。
ネットで何を観るか探した。
ザ・ファブルを観ようか
早い時間しかしていないけど
コンフィデンスマンJP見逃しているから観ようかとか
考えていたら、香取慎吾の顔が見えた。
ん？映画出てるの？
これを観てみようと
題名を見て何を勘違いしたのか
「凧待ち」たこまち、と読んでいた。
車で映画館に向かい
券売機の前で気が付いた。
「凪待ち」なぎまち、だった…。
なんとなく凧待ちとかほのぼのしてそうと
香取くんが険しい顔をしているポスターなのに
すっかり勘違いしていた。
ほのぼのとは程遠い映画だったけど
映画を観るのはいいなぁと思った。
似ている漢字とはいえ
ここの所ぼんやりしすぎで…
とりあえず主治医にも言われている
「何も考えずぼーっとする時間を作って下さい。」
それをこの2ヶ月実行した。
庭の草抜きも
片付けも
座る暇なく頑張っていた事
全てやめた。
なにもかも「最低限」
だから頭の中まで「最低限」しか動いていないなぁと
チケットを買いながら
なんか笑ってしまった。
相変わらず毒旦那に対してのイライラと嫌悪感とかは頭の中フル稼働だけど…。
3年
今日からあの日まで
毎日3年目を繰り返す。
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