市ヶ谷の草月流のお稽古。。。今夜は、夏らしいビビッドなケイトウ、シックな紫色が混じったディアボロ、組み合わせ性を考えるとこれだけで猛暑を忘れるくらい、真夏のロマンティックを感じます
王道の花型、カリキュラム1-②「基本立真型・盛花」を活けました。
市ヶ谷の栗生先生のお教室はいつもお弟子さんで活気あふれています草月やその他の華道やフラワーアレンジにもともと携わっていたり、師範を取得された後も学んでいたり、あるいは全くの初心の方、皆様キャリアはそれぞれです。一様に花の前で謙虚にお稽古に臨みます
今夜はふと、なぜ人はお稽古に行くのかな?と思いました。それぞれ理由はあるでしょう。お稽古が楽しいから、先生との空間が心地いいから。花が好きだから。趣味を持ちたいから。
それなりに忙しい日々を送られ家庭のご事情をお持ちだったり、生活の中でしがらみもいっぱいなのが大人というもの。なのになぜ?素朴に疑問を感じました
何年もキャリアをお持ちの方も、やっぱり先生に正されたり指摘されたり、または褒められ意欲が更に湧いたり、そんなことの繰り返し。。。
それだけ型を手に入れることがいかに難しいかがわかります。すぐに身に着いたら簡単に飽きます。こんなものかと少し軽んじたことにもつながります。オールラウンドになんでもできてしまうとは、いわゆる器用貧乏のことをいうのか
どなたかが言った有名なお言葉「型があるから型破り。型がなければ単なる形無し」うーん、皆様、自ずと意識しないまでに、そこを目指しているのかもしれない。身に着けることの難しさ、手に入れることの大変さがプロセスにあるから、華道にはまり夢中になるのではないでしょうか。容易に醍醐味を満喫できたら本質的な良さも価値もきっとわからないでしょう。道はまだまだこれからだ今夜はひとつ、お稽古することの裏側が解き明かされました