002
引越しがひと段落ついた頃、“k”の両親の祖父母がお祝いに駆けつけた。
“k”の幸せと感じる記憶の中に、二人の祖母が挨拶をかわしている『画』が
いつまでも心の中に残る光景だった。
“k”の父親は、米作りを専業とする農家の次男として生まれた。
六人兄弟の末っ子で(一番最初に生まれた長女は幼少期に肺炎で亡くなっている)、
姉3人、兄1人、両親との家庭環境で育った。
父親が小学生時期に、兄が川遊び中、不慮の事故で亡くなってしまった。
その為“k”の父親は、ある程度『物心』がついたころから長男として育てられる環境に置かれた。
昭和30年代での農家の長男としての責任、自分の未来への葛藤は、年を重ねるにつれ大きな
悩みの種であった。
高校卒業とともに、自然が相手になる農業経営の厳しさや、『時代』が現す未来を危惧し、農家を継
ぐ事をあきらめ、高度成長期に力をつけていた某自動車メーカーに就職をした。
“k”の母親は、炭鉱の電気技師の次女として生まれた。
姉1人、兄2人、両親との家庭環境で育った。
生活状況は貧しく、高校進学も金銭的な事情から『浪人生』を一年経験しなければいけない状況だった。
両親の負担を減らす為に、高校卒業後、安定していた某組合系の企業に就職をし、自立をしたのだった。
“k”の幸せと感じる記憶の中に、二人の祖母が挨拶をかわしている『画』が
いつまでも心の中に残る光景だった。
“k”の父親は、米作りを専業とする農家の次男として生まれた。
六人兄弟の末っ子で(一番最初に生まれた長女は幼少期に肺炎で亡くなっている)、
姉3人、兄1人、両親との家庭環境で育った。
父親が小学生時期に、兄が川遊び中、不慮の事故で亡くなってしまった。
その為“k”の父親は、ある程度『物心』がついたころから長男として育てられる環境に置かれた。
昭和30年代での農家の長男としての責任、自分の未来への葛藤は、年を重ねるにつれ大きな
悩みの種であった。
高校卒業とともに、自然が相手になる農業経営の厳しさや、『時代』が現す未来を危惧し、農家を継
ぐ事をあきらめ、高度成長期に力をつけていた某自動車メーカーに就職をした。
“k”の母親は、炭鉱の電気技師の次女として生まれた。
姉1人、兄2人、両親との家庭環境で育った。
生活状況は貧しく、高校進学も金銭的な事情から『浪人生』を一年経験しなければいけない状況だった。
両親の負担を減らす為に、高校卒業後、安定していた某組合系の企業に就職をし、自立をしたのだった。