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アメンバーは「発達障碍児育児をされていて、育児ブログを書いていらっしゃる」且つ「発達障碍のお子様が中学受験のために勉強中(小学4~6年生)」という方に限定させていただきます。(二つの条件に両方当てはまる方のみ承認いたします)

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皆様、こんにちは。しあわせ母ちゃんです。


中学受験についてはもう書くことはないと思っていたんですが、ご質問をいただいたのでそれにお答えしたいと思います。
個別に返信しようかと思いましたが、これまでも似たような質問が何度かあったので、いちいち個別に答えるのも面倒だな、と。
昨日、なぜか(このブログにしては)妙にアクセス数が多かったんですね。これまでの記事をお読みになっていない方が見に来てくださったようで、ちょこちょこ書いてきた内容についてのご質問ではありましたが、過去記事を全部読めばどこかに答えはあるぞ!とは言えないので、こちらにまとめることにしました。
でも正直なところ、我が家の中学受験はもう過去のことなので、あまり引っ張りたくないんですね。今は正直来月から始まる中学生生活に心を配ってあげたい。だから、この記事を以て中学受験の話題は終わりにさせていただこうと思います。


では、始めます。





Q 1    なぜ発達障害の子に中学受験をさせたのか
これについては何度も書いていますが、主な理由は2つ。「高校受験回避」と「居場所探し」です。
発達障害児を育てていらっしゃる方はおわかりだと思いますが、高校受験を回避したいのは親が楽したいわけではありません。高校受験には中学での内申が必要で、発達障害児は得てして内申点が稼げない可能性が高いからです。
ユウト君の場合、テスト勉強は嫌いですが好奇心旺盛で学ぶこと自体は大好きです。中学の授業はきっと「簡単すぎて退屈」なことはないだろうと、今から楽しみにしています。地理や歴史、生物で小学校よりも詳しいことを教えてもらえたら嬉しいキラキラと。でも一方で、忘れ物が多いしノートは綺麗に取れない(必要性を感じないことはやらない)し、能力は極端に凸凹です。卒なく万遍なくこなせる子が評価されるシステムでは難しいのです。大学で好きなことを専攻できればグイグイやりそうなのにその前の高校で躓いてしまうのは避けたいです。
それから、自閉症児は新しい環境に慣れるのが非常に大変です。ユウト君は環境が変わると必ず体調を崩します。小学校→中学校で環境が変わり、やっと慣れてもまたすぐ中学校→高校、高校→大学と環境が変わるというのは、自閉症児にはキツすぎます。

「居場所探し」について。まず、地域の中学にはユウト君が興味を持てる部活がありません。受験の話をユウト君にした際も強迫が出て受験勉強を中断した時も、地域の公立について調べましたが、ユウト君自身が「ここでは楽しめそうにない」という結論でした。この地域の公立中学は図書室も貧弱で、ユウト君の居場所はますますなさそうだというのもあり、本人は「絶対行かない!」と言っていましたし、母ちゃんもできれば避けたいと思っていました。

Q 2     なぜ日能研を選んだのか。
これにはいくつか理由があります。
1つ目。父ちゃんの判断。父ちゃんが中学受験した際、当時ご存命だったお祖母さんが選んだ家庭教師についたそうですが、父ちゃんには合わなかったそうです。集団塾に行かせて欲しいと言っても「良いと評判の先生だから」と聞いてもらえず、結果、父ちゃんは希望する中学に行けなかったという苦い思い出があるそうです。(高校受験は集団塾で挽回)
2つ目。ユウト君の希望。ユウト君は個別指導というものを何故か恐れていました。体験くらいして決めようよ、と言ったんですが、断固拒否。本人がこんなに拒否しているのを押し切るほどではないと判断。
3つ目。カリキュラム。日能研は他塾に比べ、進度がゆっくりです。ユウト君にはそれが合うだろうという判断。ただ、5年の夏だったかな?1クラスの人数がかなり増え、環境として良くないと思ったので早稲アカに移ることも検討しました。体験させた結果、授業の進みが速くて疲れると本人が日能研を選びました。
四谷大塚や栄光ゼミナールも検討しましたが、タブレットやPCを使うのでやめました。昨日の記事にも書きましたが、ユウト君はデジタル機器の刺激に弱そうなので。四谷大塚は地理的な問題もありましたが。
SAPIXは進度が速く宿題も多くて大変、テキストは事前に配られないから予習ができない、と聞いていたので、入塾テストすら受けさせる気はありませんでしたが、合格実績に惹かれたユウト君がテストを受けたいというので受けさせたことがあります。そのテストには落ちたので、もう一度やる?と聞いたところ、「あそこには行かない。なんか自分に合わない気がした」とのことで、入塾テストだけのご縁でした。
4つ目。皆さんのブログを拝見していると、日能研に通っている人が一番特性にも配慮してもらえている印象を受けたから。また、母ちゃんの兄はアスペルガー&ADHDど真ん中!という人ですが、日能研で中学受験し、成功したということもあります。

Q 3     なぜ男子校を希望したのか。
男子校向き、女子校向き、どちらでもやっていけそう、みたいなタイプってありますよね。
母ちゃんは女子校でした。でも、女子集団に馴染めなくて、正直なところいい思い出がありません。高校卒業した翌日、鞄も制服もテキストも全て捨てました。大学は同じ学校のいそうにないところを選びました。(実際は1人いたのですが専攻が違ったので、学内で一度すれ違っただけで済みました)
母ちゃんはアスペルガーな上にXジェンダーで心が半分男です。そんな母ちゃんにとって、思春期の女子達は異様でした。言い方は悪いですが女子特有の嫌なところを目の当たりにして、ウンザリしていました。周囲の話題にも、異性を意識したオシャレにもついていけませんでした。男子以上に強い協調圧力に息が詰まりました。
女子校には精神的に幼くてオタクな半男子の居場所はなかったんです。
思春期って女子の方が精神的大人になるのが早いと言いますよね。思春期女子から見たら、オタクな自閉症男子はそれこそ異様な存在でしょう。ユウト君は母ちゃん以上に空気の読めない発言をするし。
自分が経験した思春期女子にユウト君が囲まれるのは可哀想だと思ったわけです。
ユウト君には精神的に幼い感じが多い男子に囲まれた環境で、鉄道オタク、恐竜オタクで群れて、女子に軽蔑されそうなバカやりながら楽しく過ごして欲しい。
だから基本的には男子校。共学でも男子率の高いところ、と考えていました。
ちなみに父ちゃんは共学の方がいいんじゃない?と言っていて、ユウト君は女子は嫌だ!と言っていました。で、ユウト君が女子を嫌がるので、父ちゃんは「どっちでもいいから受かれ」になっていました。

Q 4     進学先に不満がある??
うーん……あると言えばあるし、ないと言えばない。(どっちだよっ!)
ユウト君はもう少し高いレベルに行けたんじゃないかとは思っています。その点のみで言えば、不満というか勿体ないという気持ち。
でも、メンタルが弱く新しい環境に慣れるのが大変なユウト君には、手厚いフォローがある学校の方がいいので、仕方がないとも思っています。
ユウト君の進学先は、ユウト君の希望する部活はあるし、大学進学のためにガンガン勉強させるところではないし、図書館の蔵書は多いし、入試問題もユウト君の苦手分野が出題されない傾向があったし。ユウト君のための学校じゃないの?!というくらいなので、不満はないんです。おまけに親友も一緒。
何よりもユウト君自身が一番強く希望した学校です。あそこに行きたいから頑張る!と胸痛にも耐えて勉強した学校です。
否定する気持ちはありません。

Q 5    勉強できない期間の遅れをどう取り戻したか。
取り戻したことになるのかな?受かった所は偏差値的にユウト君の模試成績に比べると高いから、取り戻したと言ってもいいのかな。
記憶が曖昧ですが、基礎からやり直しました。
算数は「予習シリーズ」の4年、5年を使い、それでもわからないところはこの教材下矢印
それから計算力をつけるために予習シリーズの「計算」を4年からやり直し。5年の上まで(下は数ページ)しかやれなかったけれど、計算力の復活にずいぶん役立ちました。この教材、適度に復習が入り「前の内容も忘れるなよ!」と刺激してくれるし、毎日やるウォーミングアップにちょうどいい量だし、小学生をよく分析しているいい教材だと思います。さすが中学受験大手!

国語はコチラを3回やりました下矢印

漢字と理科社会は日能研の教材で。



Q 6    一番苦労したところは?
苦労したのは2つ。
まずはメンタル。とにかくストレスに弱いアセアセ
強迫が出て、胸痛が出て。学力は年相応とはいえ精神的には低学年で、こんなにメンタルが弱い子に勉強させなければいけないのは、虐待に近いと自分でも思っていました。何度もやめさせようと思いましたが、居場所がなさそうな地域の公立で過ごすこと、3年おきに環境が変わるストレスを思うと、やはり今受験させた方がいいという判断になりました。
ユウト君が受験やめたいと言ったのは、まだ塾の生活に慣れていなかった4年の時のみ。その時は父ちゃんに却下されて継続になりました。6年になる前に父ちゃんから撤退を言い渡された時には、しばらく「自由」を満喫した後、自分から戻ってきました。メンタルが弱くても、必要なことだったと思います。結果、成功体験にもなったし。

2つ目は発達障害の特性ですね、やっぱり。
幼すぎて現実が見えない。目標が絵に描いた餅レベル。幼児のような万能感を未だに持っているので危機感がない。先が読めない。誘惑に勝てない。時間の感覚が幼児並み。
能力が凸凹すぎ。興味のないことはまるで頭に入らない……などなど、エトセトラ、エトセトラ魂
今でもあまり変わりません。大学受験の頃にはどこまで成長してくれているかなアセアセアセアセ



こんな感じです。

以上、ご質問くださった方への返信とさせていただきます。