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このブログでは、4歳で自閉症スペクトラムと診断された息子君(現在小学2年生。普通級)との生活を主に綴っています。
こんばんは。
昨日、発表会を頑張ったご褒美に、以前から息子君が欲しがっていたプラレールの線路を買ってあげたものの、夢中になって寝る時間が来ても片づけようとしない息子君にイライラした母ちゃんです。
元々持っていたレールと組み合わせて、かっこいい線路を作ったりしていたのは良かったんですが…。
さて、本題。
NHKが取り組んている発達障害プロジェクト。
今朝は「発達障害の困りごととの付き合い方」が放送されました。
同時間帯にEテレで放送していた「香川照之の昆虫すごいぜ!」を息子君が見ていたし、発達障碍系の番組を息子君の前では見たくなかったので、リアルタイムでは見ませんでした。
(息子君は自分に障碍があるとは思っていませんし、本人に伝えるのはまだ早いと思いますので)
番組では、「困りごと」として「感覚過敏」「学習障害」「片付けられない」「忘れ物が多い」「コミュニケーションが苦手」「空気が読めない」が取り上げられました。
出演していた当事者の話、番組に寄せられたメールやファックスの内容など、皆さんの工夫を知ることができたのが参考になりました。
息子君の場合、生活に困るほどの感覚過敏はありません。聴覚が少々敏感なようですが、教室を飛び出してしまうほどのものではなさそうですし、本人からも学校の音がつらいのを我慢しているとか、そういう話は聞いたことがありません。
電車のドアが開く音や、停車するときの音を聞き分け、この車輌には乗りたくないと駄々をこねたり、停車する直前に耳をふさいでいることはあります。
でも、バイオリンの発表会で小さい子が小さいバイオリンでキーキーするような音を出したとしても、それは平気で聞いています。
「大丈夫な音」と「苦手な音」がはっきりしている…というか、基準が他の人とは違うのかもしれません。
これは、本人に「困り感」があるように見えないので、特に対処はしていません。
学習障害は今のところ、なさそう。
問題を最後まで読んでいないというのはありますが、文字や計算が極端に苦手ということもありません。間違った字を書くことも少ないし。
「忘れ物が多い」は、先日もここに書きましたが、まさに今、改善するための試行錯誤をしているところ。
それから「片付けられない」もね。
今日の番組を見た後、改めて息子君スペースを見て、もう少し工夫ができるかもしれないと思いました。
息子君の衣装棚は、ハンカチと靴下が同じ引き出しに入れてあるんですが、息子君はなぜかいつも靴下だけを出し、ハンカチは忘れます。
先日は「お母さんが出しておいてくれないからだ!」なんて逆ギレしていましたが、同じ引き出しに入っているのに忘れる方が不思議です
でも、息子君が毎日のように忘れるのだから、きっと彼の脳には使いにくい入れ方なんでしょうね。
朝、身につける順に上から引き出しを並べて、靴下とハンカチは別の引き出しにしてみるか。靴下は仮に忘れても靴を履くときに気付くから、ハンカチを上の段にしておくとか。
効果があるかは、やってみなければわからないんですが。
ハンカチ同様、しょっちゅう忘れるティッシュも、忘れない置き方を考えてあげよう。
それから、もっと彼の物を減らさなきゃ。
引っ越しの時に玩具はちょっと減らしたんですが、服も減らせるかも。
お祖母ちゃん達からいただくことも多いし、母ちゃんも恐竜柄を見るとついつい買っちゃうんですが、できるだけ抑えるようにして。
本は減らせないな。いつでも読みたいものが手元にあるようにしてやりたいから。こちらは片付ける方法を工夫しよう。
あとは…時間だよなぁ。
「やりたい」基準ではなく、「しなければならない」基準での優先順位を付けさせる方法を考えないと。
寝る時間や出かける時間までにしなければならないことが残っているのに、重要度の低い「やりたい」ことを優先させ、母ちゃんに叱られることになるのがいつものパターン。今日もそうでしたけれど。
予告してあげたって、聞いちゃいない。「やりたい」が勝っちゃうんですよね。
適切な優先順位を付けることで、時間に間に合うようにさせる。これが難しい。
朝のスケジュールを所要時間も含めて書いてみたんですが、息子君はそれを守ることよりも「本を読みたい」気持ちが勝ってしまい、時間がないのに着替えもせずに本棚の前から離れない。
守れることなんて、1週間に1度、あるかないか
これって、「時間がわからなくなっちゃう」じゃないですよね。時間を教えてもできないんだから。
優先順位をつけさせる方法。難しいです…
「コミュニケーションが苦手」「空気が読めない」問題。
これは、今のところ、おそらく息子君は自覚がないと思います。悩んでいる風もありません。でも、それはまだ2年生だからだろうな。
これから徐々に生きづらさを感じるようになるんだと思います。
その時に、どう受け止め、アドバイスしてあげるか。
今日の番組に出演していた方のように、「ごめん、今、聞けてなかったからわからない」とあっけらかんと打ち明けられ、それを周囲が理解してくれるっていうのが理想だな。
そういうキャラになれたら…。
息子君はまだ「自分はこれが苦手」という主張をしません。それはおそらく母ちゃんが先回りして、「苦手みたいだから練習しよう」「ここ見たら、わかりやすいでしょう?」と環境を与えちゃうからでしょうね。
いずれは自覚した「困りこと」を解決するために自分で試行錯誤してほしいので、今はそのためのアイディアの引き出しを多くしておいてあげることが重要かな。