シュタイナー教育 | 高機能自閉症のユウト君とアスペルガーの母ちゃん

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高機能自閉症中学生のユウト君。中学受験を経て、某私立中学に在学。
多分アスペルガー&ADHDの母ちゃん。
少数派2人のドタバタな毎日です。
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以前、モンテッソーリ教育についての本を読んだので、今度はシュタイナー教育についての本を読んでみました。


今日からできる7歳までのシュタイナー教育/加納 美智子
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親だからできる赤ちゃんからのシュタイナー教育―子どもの魂の、夢見るような深みから/ラヒマ ボールドウィン
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読んだのはこの2冊ですが、1冊目のほうがシュタイナー教育についてほとんど知らない私にはわかりやすかったです。ただ、1冊目は著者が経営する幼稚園について書いている本なので、それがシュタイナーの言っていることなのか、著者が応用したことなのか、やや分かりにくい部分がありました。


読んでいて思ったのは、モンテッソーリに似ているということでした。

相違点も多いのですが、根本的な考え方は似ているなと。

それは、「7歳くらいまでは自然な流れの中で育てる」ことです。


モンテッソーリは、6歳くらいまでの間に、子供には様々な敏感期(習得に適した期間)があるので、それに逆らわず、その機を逃さず教えることで、子供は成長できるという考え方でした。


シュタイナーは、「敏感期」のような細かい具体的な項目は考えていないようです。

ここで大切にされているのは、

(1)子供は大いなる自然の一部である。

(2)生活のリズムを重視する。

(3)子供が主体的にできることをさせる。

ということではないかと思いました。


シュタイナー教育というと、森の中で生活させているような勝手なイメージがあったんですが、もちろん、そこまではしなくても良いようです。でも、たとえば玩具などはできるだけ自然のものを与えるのが良いとか、食べ物にも注意した方が良いとか、子供は(お母さんの子宮をイメージするから?)ピンクが落ち着く色なので、幼稚園の先生やお母さんは淡いピンクの服を着ているといいとか。

生活のリズムというのは、24時間の過ごし方だけではなく、季節を大切に1年を過ごすとか、1週間単位で計画を立てるとか、そういうことです。

四季折々の行事を大切にし、その季節らしさを満喫させるわけですね。


厳しく(?)書いてあったのは、「テレビを見せない」ことと、「小学校に上がるまでは文字や学科の勉強をさせない」ということでした。

テレビは視力の問題というだけではなく、子供には刺激が強すぎること、テレビを見ることによって子供は受け身になり、主体的な活動ができなくなるからということでした。

勉強させない理由としては、くだいて言ってしまうと「それ以前にやらなきゃならないことがあるだろう!!」ということです。文字や学科などは、小学校に通うようになれば追いついてしまう。今はそれよりも心と身体を育てることに専念しましょうと。


「家庭でもできること」を紹介してくれているのですが、そこまではできないよ…と思われる部分もありました。幼稚園などのような機関だからこそできるのではないかと。家事の合間に家庭で準備できることなんて、限りがありますからね。


でも、基本的な考え方には大いに賛成します。


子供の教育について、色々な方法が提唱されている現在ですので、次からは「○○式」と言われるような「今のうちに勉強もさせちゃおう!」という教育方法についての本も読んでみたいと思います。




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