絵本読み聞かせ | 高機能自閉症のユウト君とアスペルガーの母ちゃん

高機能自閉症のユウト君とアスペルガーの母ちゃん

高機能自閉症中学生のユウト君。中学受験を経て、某私立中学に在学。
多分アスペルガー&ADHDの母ちゃん。
少数派2人のドタバタな毎日です。
アメンバーは現在募集しておりません。

息子は絵本が好きです。

私に読ませるばかりでなく、(もちろん文字は読めませんが)自分で開いて眺めています。


好きな本はときどき変わっています。

少し前までは不動の1位をキープしていた「いないいないばあ」が1位から陥落し、最近のお気に入りは「ぐりとぐら」「ぐりとぐらのおおそうじ」。

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)/松谷 みよ子
¥735
Amazon.co.jp

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)/なかがわ りえこ
¥840
Amazon.co.jp

ぐりとぐらのおおそうじ (日本傑作絵本シリーズ)/中川 李枝子
¥840
Amazon.co.jp

本の裏表紙には、「読んであげるなら3歳から  自分で読むなら小学校低学年向き」なんて書いてありますが、それは「意味がわかる」を前提にしているんですよね?

でも、意味じゃなくて音だったり、雰囲気だったり絵だったりを楽しむなら、0歳からでも1歳からでも大丈夫なわけで。


息子が意味がわかっているわけじゃない証拠は、彼のお気に入りのページ。

「ぐりとぐら」の場合で言えば、「かすてらを作っているんでしょう!とってもいい匂いがするもの」という台詞で始まるページで、森中の動物たちが描かれている絵です。

「ぐりとぐらのおおそうじ」では、「ウサギたちは頭や背中についたゴミを…」で始まるページで、6匹くらいのウサギが玄関にいる絵です。

どうやら、息子は登場人物(動物)がたくさん描かれているページが好きなようなのです。

でも、ちゃんと読んであげる文も聞いていて、私がそのページの文が読み終わると、次をめくってくれます。また、夫がいい加減に話を作り替えると、憮然とした表情になって、本から手を離してしまいます。


お気に入りのページだけを連続して読まされたり、ページをとびとびに読まされたりするんですが、きっとこういう読み方でも、赤ちゃんが要求するわけですから無理に「1ページ飛んでるよ」「それじゃあ、話が通じないでしょ」とか言って矯正する必要はないんですよね?

要求通りにこんな読み方をしてあげることが、何の役に立つのかは全くわかりませんが、無駄ではないと信じて続けています。


「ぐりとぐら」シリーズ以外でのお気に入りは、義姉がプレゼントしてくれた「くつくつあるけ」「おててがでたよ」「おつきさまこんばんは」。

くつくつあるけ―くつくつあるけのほん1 (福音館 あかちゃんの絵本)/林 明子
¥735
Amazon.co.jp

おててがでたよ―くつくつあるけのほん2 (福音館 あかちゃんの絵本)/林 明子
¥735
Amazon.co.jp

おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)/林 明子
¥735
Amazon.co.jp


同じシリーズの「きゅっきゅっきゅ」は、以前はお気に入りの一つだったのですが、最近は他の3冊に比べると頻度が落ちています。

きゅっきゅっきゅっ―くつくつあるけのほん3 (福音館 あかちゃんの絵本)/林 明子
¥735
Amazon.co.jp


「くつくつあるけ」の中で、靴がぴょ~んと大きく飛び上がるページでは、息子も両手を高くあげて万歳のポーズをします。

「おててがでたよ」の本のおかげで、彼の最初に発した言葉は「あった」でした。たぶん、この本を読み続けていれば、頭や手、顔といった身体部位の名前も覚えてくれるのではないかと思います。


言葉を覚えさせるのにも役に立っているんだなぁと感じさせてくれた本です。



今、私が楽しみにしているのは、「たべたのだあれ」という本の意味を息子が理解するのはいつだろうということです。

たべたのだあれ (どうぶつあれあれえほん)/五味 太郎
¥630
Amazon.co.jp

たとえば「苺食べたの誰?」と書かれているページには、3匹のライオンが描かれているんですけど、そのうち1匹の鼻が苺になっているんです。つまり、それが苺を食べた犯人(?)ということです。

今は、絵を楽しんでいるだけのようなのですが、私はこれを読んであげるとき、「苺のお鼻になっちゃったライオンがいるよ」とヒントは出しますが、敢えて答えは言わないようにしています。そして、いつ息子が「これだ!」と指し示してくれるだろうかと楽しみに待っているわけです。

これに答えてくれたら、意味が理解されているってことになりますもんね!


ときどき、読み聞かせって、「何を読んであげればいいかわからない」という人がいますが、何でもいいと思います。強いて条件を挙げるとすれば、赤ちゃんの集中力が続く長さであること。

我が家の本棚には、夫が買ってきた「バーバちゃんのおきゃくさま」という本がありますが、1ページ中の文字数が多いので、今はまだ息子には見せずに、夫の本棚にしまってあります。

時期を見て、息子の本棚に移しておこうと思っています。

バーバちゃんのおきゃくさま (創作こども文庫(23))/かんざわ としこ
¥840
Amazon.co.jp


あ、余談ですが、本屋の「育児本」コーナーに「東大生はこんな本を読んでいた」のような本があるのを見たことがありますが、正直言って、あまり参考にはならないんじゃないかと思います。私は実際に手に取って中身をみたわけではないので、断言はできませんけれど。

なぜそう思うかと言うと、私の兄弟は昔から(今でも)すごく仲がよくて、同じ部屋で同じ本棚にある同じ本を読んで育ったんですが、実際に東大に行ったのは4人中1人だけだからです。

東大生と同じ本を読ませりゃ、自分の子も秀才になるわけじゃありませんよ。

なので、ああいう本を見て、揃えなくちゃと思っているお母さんがいらしたら、ちょっと考え直してくださいね。




よろしければクリックをお願いします

     ↓
人気ブログランキング