昭和世代におなじみのフォークデュオ 、サイモンとガーファンクルのスカボロフェアのハーブ


スカボロフェア という歌に登場する ハーブ、


パセリセージ、ローズマリー&タイムが我がベランダに全部揃っていました。

これらハーブは云わば魔除けの呪文のように使われているようなのです。


ベランダのハーブ逹は、良く使う定番ハーブなのでありますから、自然に集めてしまったのです。


学生の頃、サイモンとガーファンクルのスカボロフェアは、レコードが擦り切れるほど聞きました。そして今も大好きな曲です。


彼らが歳を取ったように 私もかなり年をとってしまいました。この歌を懐かしいなと思う方々は昭和世代多いでしょう。


以下そのハーブであります。
西洋パセリ

セージ

ローズマリー

タイム


【歌詞和訳】

SCARBOROUGH FAIR/CANTICLE / SIMON AND GARFUNKLE


ハーブの名がキーワードとなる

parsley, sage, rosemary and thyme

パセリ、セージ、ローズマリー、タイム


【花言葉】

パセリ「死の前兆」、セージ「幸福な家庭」、

ローズマリー「追憶(私を思って)」、タイム「勇気」


Parsley, sage, rosemary and thymeは、

魔除けの呪文であり、戦場に行く兵士に生きて帰ることを願ふ恋人の別れの花束といふ二つの意味があるそうです。


"Scarborough Fair"(スカブロの市)は、

"The Elfin Knight"(妖精の騎士)と呼ばるる歌を元にしたといわれている。


妖精の騎士を慕ふ乙女の前に、その騎士が現れる。

不可能と思はれる仕事をたくさん挙げ、それを遂げらるれるならば結婚を許すと言う。


イングランドでは、妖精は人を惑はする魔物。

吟遊詩人にて伝へられて内容の変化したものが幾つも存在する。


スカブロの市場に向かふ人に妖精が声を掛ける。

そこに住みむ人に伝へたえてくれと頼みをいう。

その伝言を受ける相手には成しとげられなような無理難題を告げる。


妖精は市場に向かふ人の態度次第でその人を魔界に連れ込むのだ。


されど、その人はおまじなひに

Parsley, sage, rosemary and thyme

ハーブの名を四つ唱へて妖精を退けるといふう。


ここでハーブは魔除けのおまじない(呪文)。


イングランドの古き話を基にしたサイモンとガーファンクルのこの歌は、反戦の意図を示すために途中に反戦歌を重ねて、妖精の騎士を戦場の兵士に置き換えている。



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1968

作詞作曲:Paul Simon / Art Garfunkel

和訳:高安城征理


SCARBOROUGH FAIR / CANTICLE

Are you going to Scarborough Fair?

スカブロの市に行くところですか


Parsley, sage, rosemary and thyme

パセリ、セージ、ローズマリー、タイム


Remember me to one who lives there

そこに住んでいる人にわたしのことを思い出させてください


She once was a true love of mine

その人はかつてはわたしの真の恋人でした


Tell her to make me a cambric shirt

(On the side of a hill in the deep forest green)

その人に話してください わたしにケインブリック生地のシャツを作ってくれるように

(深い森の緑の中の丘の斜面で)


Parsley, sage, rosemary and thyme

(Tracing a sparrow on snow-crested ground)

パセリ、セージ、ローズマリー、タイム

(雪の被った大地の雀を辿って)


Without no seams nor needlework

(Blankets and bedclothes the child of the mountains)

縫い目も針の跡もなしで

(毛布と寝具に包まれた山の子どもは)


Then she'll be a true love of mine

(Sleeps unaware of the clarion call)

それができたら、その人はわたしの真の恋人になるでしょう

(甲高い呼びかけに気がつかないで眠る)


Tell her to find me an acre of land

(On the side of a hill, a sprinkling of leaves)

その人に話してください わたしに1エーカーの土地を見つけてくれるように

(丘の斜面で、まばらに散る葉が)


Parsley, sage, rosemary and thyme

(Washes the grave with silvery tears)

パセリ、セージ、ローズマリー、タイム

(銀色の涙で墓を洗浄する)


Between the salt water and the sea strand

(A soldier cleans and polishes a gun)

海水と海岸の間に

(兵士は銃を掃除して磨く)


Then she'll be a true love of mine

それができたら、その人はわたしの真の恋人になるでしょう

Tell her to reap it in a sickle of leather

(War bellows, blazing in scarlet battalions)


その人に話してください 革の鎌で刈り取って

(戦争は轟き、緋色の大隊で燃え上がる)


Parsley, sage, rosemary and thyme

(Generals order their soldiers to kill)

パセリ、セージ、ローズマリー、タイム

(司令官は兵士に命令する、人を殺すことを)


And to gather it all in a bunch of heather

(And to fight for a cause they've long ago forgotten)

ヘザーの一束として全部一緒にするように

(ずっと以前に忘れてしまった大義のために戦うことを)


Then she'll be a true love of mine

それができたら、その人はわたしの真の恋人になるでしょう


Are you going to Scarborough Fair?

スカブロの市に行くところですか


Parsley, sage, rosemary and thyme

パセリ、セージ、ローズマリー、タイム


Remember me to one who lives there

そこに住んでいる人にわたしのことを思い出させてください


She once was a true love of mine

その人はかつてはわたしの真の恋人でした

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