【人工の光と昆虫の進化】

エジソン電球の発明で街灯の灯りを太陽と間違え、ぐるぐると回り続けやがて力尽き地面に落ち生き絶えてしまう。


水銀灯の登場で街灯の下にはおびただしい数の昆虫逹の死骸でが敷き詰められるようになった。


ところがどうでしょう、最近、街灯の下におびただしい数の昆虫たちが敷き詰められるなどのことがなくなってきたように思います。


てっきり、虫逹は人工光のトラップによって、劇的に減ったと私は思っていました。

当然、かなりの数は駆逐されたでしょう。


しかしながら、このような人工光に対して、 彼等は進化によって立ち向かっていたのであります。


人間よりも格段に寿命が短い彼らは人間よりも進化のチャンスが多いのであります。


このような昆虫の進化の研究が、ハーバード大学から発表されたのであります。

人工光に騙されない蛾の数が増えてきたというのが 実態からわかってきたのであります。


コンビニの紫外線光で虫を誘う、殺虫器(虫が飛び込みジジッと感電死させる装置)に対しても、飛び込みにくくなったという研究成果もあるのです。


虫たちは人間が作った明かりに対して順応し始めたのであります。誰がこの様な進化を想像できたでしょう。ハーバードの発表は実に教務深いものであります。