寡頭支配(かとう支配)という概念


・団体独裁政治歪められる民主主義


寡頭制(かとうせい、寡頭政)は、国を支配する権力が少数者や少数の団体に握られている政治体制のことであり、団体独裁とも言う。政権を影で操る複数の権力を持った人物グループであり、少なからずどのような体制においても暗躍する。


少数が支配側になる体制である故、独裁制の一種と看做(みな)され、対比語は多頭制、つまり多数が支配側になる体制。



ほとんどの場合には、寡頭制が顕著ではなく、君主制・共和制・議会制・民主制などの皮をかぶって政府の裏側に暗躍している。



自民党政権が長引く今日、一部の権力者が影で手綱を引く、寡頭制に近付いている傾向がみられ、民主主義の危機を感じてしまうのであります。



寡頭制は支配者や支配団体の「数」のみに繋がるモノであり、「どんな制度でも最終的に寡頭制(かとうせい)となり、この制度は独裁制であれ民主制であっても関係ない」と主張する者は多いのであります。つまり、日本であれ、北朝鮮、ロシア、アメリカであっても起こりうるし、すで起こっているのであります。