虫にかじられた植物は「緑の香り」を放出する。そこに含まれる青臭さの主成分は空気中を漂い、近くの仲間が受け取る。

その成分は気孔から取り込まれ、次第に葉の内側に送られることでカルシウム(Ca2+)シグナルを発生させ、防御システムを起動させる。

このやり取りは私たちの目にはまったく見えませんが、植物たちはこのような無言の会話を通して、お互いの身を守り合っているのだと。

植物の端を千切ると、青臭い匂いが手に移る、草刈りをすると辺り一面が青臭い匂いになる。この揮発性の青臭い物質が空気中に漂い、植物の気孔から内部の細胞に『傷付いた植物がいる』こと伝える、気孔から葉の隅々、茎に至るまで信号が伝わり、防御反応が発動される。

のだそうで、実際に映像化に成功した。
植物は根でもネットワークを作っているし、気体を使って通信をしているのであります。動かない植物はただ黙しているのではありません。甘い密で虫を呼び、花粉を運ばせるなど実に巧妙なてをつかうのであります。

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