『夏休み』、多くの学生が聞くだけでワクワクする言葉だと思いますが当時の私にとったら地獄の始まりの合図でした。 まぁ体育会系のクラブをしていた学生の方の多くはそう感じていたのではないでしょうか。
朝から晩まで気が狂ったかのように動き回り、食事の時間まで頭がイタイ先輩の使いっ走りでウロウロ。わしゃお前の家政婦か!?と思うような働きを1日中するという訳のわからん伝統です。練習はどんなにきつくて無茶苦茶でも良かったが、それ以外の理不尽な事柄が当時の私のやる気を徐々に奪い取ってきていた。
そんな夏休みの中盤に約1週間の合宿がある。先輩達も日が近づくにつれて憂鬱になるほど地獄度の高いものだ。
ましてや1年生には先輩からのシゴキや訳のわからん虐め的な行為までプラスされていくというなんとも世紀末的なイベントである。
合宿出発の朝に駅に集合する足は両足に20キロのアンクルウェイトが巻かれているかのような重さ。性格がクソから産まれてクソのような先輩の顔を見るとアンクルウェイトが10キロ増えた。
合宿は確か2つの学校に泊まり込みで練習するというもので、1校目が終わり次の学校に移動する途中で広島のホテルに泊まり原爆ドームか何かを見学して、次の学校へ行くというスケジュールだったように思う。
まぁ何にしてもホテルで泊まる時は是非とも性格がクソから産まれたクソのような先輩と同じ部屋にならないことを祈りながら電車に乗り込んだ。
そして祈りの無意味さを知ることとなる。