大学病院入院 ~手術前日~ | 若年性乳ガンと私

若年性乳ガンと私

ステージ1の若年性乳ガンになりました。前向きに頑張る毎日を記録したいとおもいます。
遺伝性乳ガン卵巣癌症候群についても書いてます。

8月15日。
とうとう入院しました。

卵巣切除する。

私が決めたこと。


二年半前、乳ガンがわかり、遺伝性乳ガン卵巣癌症候群がわかった日から。
ながいようであっという間でした。

一歳半だった娘は4歳になりました。



入院日。
今までで一番不安と迷いを感じました。
たくさん考えて悩んで、それでも決断したことですが、明日の麻酔への不安がマックスになりました。

どうしよう。
キャンセルして帰ろうか。

そんなことも思いました。

でも、母を思い出しました。
卵巣癌になりたくない。
母のようになりたくない。

その気持ちが不安をうわまわりました。

先日の麻酔科外来でも入院したとき看護師さんにも話しました。

私はとにかく全身麻酔が怖いのだと。
手術は大丈夫。
でも麻酔が怖いのだと。

全身麻酔。
乳ガンのときもそうでしたが一瞬で気絶する。
もし死んでもわからないだろうな。
それが不安でした。

先生方は私が手術や卵巣切除が不安で先伸ばしにしたと思っているでしょうが違います、
私はとにかく麻酔が嫌で先伸ばしにしてきました。

と話しました。


看護師さん方は、来るたび、麻酔が不安なんですね。
とやさしく話してくれました。


夕方、麻酔科のドクターが部屋まで来てくださいました。

明日、麻酔を担当させていただく者です。
と挨拶され、
麻酔がとにかく不安なんですね。

と言われ、麻酔について、色々な話をしてくれました。

麻酔は薬をいれなくなって20分くらいで覚めてくる。
覚める薬もいれます。

など。

麻酔科ドクターに聞きました。

先生は麻酔で亡くなった患者様は見たことありますか?
と。

私はありません、
10年以上麻酔科医をしていますが、ないです。

と言われました。

ずいぶん長い間、私と話してくれた先生。
お忙しいなかありがとうございました。

麻酔科の先生はオペ後も部屋に来てくれました。

先生は美人で優しくて、何より患者想いの麻酔科医だと思いました。

麻酔科医の先生たちがいるお陰で安心して手術ができるんです。
本当に本当にありがとうございます。

夜、夜勤の看護師さんも、
麻酔の先生から聞いてるから、また不安になったら呼んでね。

と気にかけてくれました。

いよいよ手術。

なかなか寝付けませんでした。

明日は手術当日について書きます。