ソチオリンピック
今年の日本の冬は、各地で観測史上最大という積雪量が記録されています。 そのような中で、2014年冬季オリンピックが、黒海に面したソチ・オリンピックパークと西カフカース山脈のソチ国立公園内で、2014年2月8日より開催されています。 近代オリンピックは、国際オリンピック委員会が開催する世界的なスポーツ大会で、夏季大会と冬季大会の各大会が4年に1度、2年ずらして開催されています。 夏季リンピック第1回は、1896年にアテネで開催され、世界大戦による中断を挟みながら継続されています。 冬季オリンピックの第1回は、1924年にシャモニー・モンブランで開催されました。 1994年以降は、西暦が4で割り切れる年に夏季オリンピックが、4で割って2が余る年に冬季オリンピックが開催されています。 冬季オリンピックが始まった当初は、夏季オリンピックの開催国の都市に優先的に開催権が与えられてきましたが、降雪量の少ない国での開催に無理が生じることから、1940年代前半に規約が改正され、同一開催の原則が廃止されました。 そして、1994年のリレハンメル大会より、夏季大会と冬季大会が2年おきに交互開催するようになりました。 ソチは、ロシア連邦内のクラスノダール地方にあり、市域は3,502平方キロ、人口は445,209人です。 ロシア随一の保養地であり、黒海に面し、アブハジアとの国境に近いです。 6世紀から11世紀にかけて、グルジアのコルキス王国やアブハジアでラジカ王国から独立したアブハジア王国に属し、アドレル岬などに多くの教会が作られ、11世紀から15世紀はグルジア王国に属しました。 キリスト教徒の入植地はハザールなどテュルク系遊牧民に何度も打ち壊されてきました。 15世紀からはオスマン帝国に領有されました。 その後、カフカース戦争と露土戦争の結果、海岸線地帯は1829年にロシアに割譲されました。 ロシア革命期には白軍、ボリシェヴィキ、グルジア民主共和国の3勢力で激しい争奪戦の舞台となりました。 スターリン政権時代はソ連最大のリゾート都市に成長し、多くのスターリン様式の豪華建造物が建てられました。 ニキータ・フルシチョフ政権時代にクリミア半島がロシア・ソビエト連邦社会主義共和国からウクライナ・ソビエト社会主義共和国に移されると、ソチはさらに隆盛しました。 ウラジーミル・プーチン政権下でさらなる投資が行われました。 2007年にシウダ・デ・グアテマラで開催されたIOC総会で、2014年冬季オリンピックの開催都市に決定しました。 ロシアでの冬季オリンピックは、ロシア帝国・ソビエト連邦時代も含めて史上初です。 日本選手団は、カーリング女子の小笠原歩が旗手として先頭を行進しました。 選手団は248人と、冬季五輪の海外派遣で過去最多となりました。 選手は男子48人、女子65人の計113人で、冬季では初めて女子が上回りました。 チーム最年長は、ノルディックスキー・ジャンプ男子で冬季五輪史上最多7度目の出場となる41歳の葛西紀明、最年少はスノーボード男子ハーフパイプで15歳の平野歩夢です。 日本人選手の大いなる活躍が期待されます。 なお、1988年、ソウル大会より以降、パラリンピックとの連動が強化され、オリンピック終了後、同一国での開催が、おこなわれています。