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「信頼関係」の

本質ってなんだろう。

 

 

 

 

 

そんなことが気になって、

これまで上司に言われて

嬉しかった言葉を、

自分の記憶から探ってみた。

 

 

 

 

今日はそのことについて。

 

 

 

 

 

さて、何かを

成し遂げるためには

1万時間の努力が

必要と言われる。

 

 

 


 

 

そんな中、これは当時26歳になって

しばらくの頃。

 

 

 

 

23歳から働きはじめ、

土日を抜き、1日8時間労働とすると、

「編集者人生」をスタートさせて

いよいよ1万時間が

過ぎようとしていた時のお話である。

 

 

 

 

 

 

そう。本作りとは何か?

それが少し見えかけていた

タイミングであった。

 

 

 

 

 

つまり、守・破・離で言えば、

「離」の段階に差し掛かっており、

いよいよ自分らしい本作りのスタイルが

見えかけていたのだ。

 

 


 

 

そのタイミングで思いついた企画が、

あの20万部を超えるヒット作となった

『神さまとのおしゃべり』である。

 

 

 

 

 

スピリチュアルを理論立てて

説明することは可能!

そんな確信があったし、

何より、さとうみつろうさん

作家として天才的な能力を持っている。

 

 

 

 

 

だからこそ、「これは売れる!」と、

自分の中で根拠のない自信みたいなものが

フツフツと湧いていた。

 

 

 

 

しかし、当時所属していた会社は

いわゆる「芸能」を強みとする出版社。

 

 

 


 

 

アイドルの写真集や俳優エッセイ、それに芸人本が主なラインナップである。

 

 

 

そんな出版社において、

スピリチュアル書企画が

簡単に通るかと言われたら、

…それは難しい話だ。

 

 



 

なんせ、1冊の本を出版するのに

何百万と費用がかかる。

 

 

 

 

それでいて出版は在庫商売。

 

 

 

 

売れない本は、やがて裁断され、

裁断するのにもまた莫大な資金が

必要になるのである。

 

 



 

自信はある。

 


 

しかし、会社を説得するには

どうすればよいか…。

 

 

 

そんなことで、攻めあぐねていた僕は、

当時の直属の上司に

正直な気持ちを打ち明けた。

 

 

 

個人的な自信はあるが、

会社を説得するだけの

根拠がない、と。

 

 

 


 

すると会社同様、

スピリチュアルを全く知らない上司は、

僕にこんなことを言ってくれたのである。

 

 




 

 

「正直、私には、この企画が

売れるか全く分からないし、

理解もできない。

 

だけど、岸田くんが

どれだけ情熱を

かけてるかは分かった。

 

だから、分からないし、

理解できないけど

岸田くんに任せる!

社長の説得は任せといて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

泣いた。

 

 

 

 



 

 

「信頼する」とは、相手のことを理解し、

成功を信じることだろうか。

 

 

 



 

いや、僕は違うと思う。

 

 

 

 


「成功はもちろん、失敗したっていい!

だから好きにやりなさい!」と、

成功も失敗もどちらも許容してあげること。

 

 

 

そして何より、

分からない(理解できない)けど任せる。

 

 

 


 

 

これが究極の信頼ではないだろうか。

 

 

 

 

 

なぜなら、「分からないけど任せる」は

言い換えると、

「どんな答えより、

君が出した

答えが正解だよ」

となるからだ。

 

 

 

 

『神さまとのおしゃべり』がその後、

売れたおかげで

本当にたくさんのチャンスが舞い込み、

新しい扉が開いた。

 

 

 



 

そう考えると、あの時、上司の

「分からないけど任せる」

の一言がなかったら、

今の僕もないかもしれない。

 

 

 

 

 

 

さて、いよいよたくさんの後輩が

できつつある現在。

 

 

 

 

 

 

次は僕が、「分からないけど任せる!」と、

その言葉を、未来の編集者にかける番だ。

 

 

 

 

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