先週、何社か続けて企業向けのセミナーをさせていただきました。
テーマは、「働く女性のセルフマネジメント術」。
就労女性の実に9割がPMS（月経前症候群）を訴え、
２５%以上がうつ感を持ち、不眠やパニック症候群が増え続けている
という現代において、心身ともに健やかに働き続けるのって
意外に大変だったりします。
その上、結婚や出産や育児のタイミングや
その両立といった課題も山積の女の人生。
自分の心身を守りながら幸せになるためにも、
ホリスティックの知恵は活かすことができます。
これまでの人事系の”企業向けセミナー”というと、
とかく、モチベーションを高めるホニャララとか、
マネージメント能力を高めるウンチャラというのが多かったはず。
たくさんの経験やノウハウやケーススタディを
学ぶことも大切だとは思いますが、
それを実践するのは生身の人間です。
その人間の心身のコンディションを高く保つ知恵こそが、
実は大前提として必要だし、
多くの場合、そこが見過ごされてきました。
私の企業用セミナーは「頭でっかち」な話ではなく、
その日から自分のために役立つ知恵を、
ちゃんと「腹に落ちる」ようにお伝えする内容です。
「モチベーションを上げるには、食べ物を変えましょう！」
「イライラで困っているなら、香りでリリースしましょう！」
そんなセミナーです。
一瞬「本当？」だけれど、科学的・生物学的根拠に基づく
実践的でその日からできる内容です。
おかげさまで、女性陣からは大好評いただいてます。
政府も「これからは女性の就労」が
経済成長のために必要と言っています。
また、働いて心身を壊す人が多すぎて、
「就労者のメンタルヘルス」への取り組みをするよう
今後はもっと推進していくようです。
それだけ、「人の個性」をリソースとして
活かしていくべき、という考え方が広がっているんでしょうね。
今までの「機能的価値」重視時代から
「感性的価値」が重視されるこれからの時代においては、
女性たちがもっている柔軟性や
感性的な側面が重宝されるようになるでしょう。
そういう時代を迎えるにあたって、
企業が女性の心身を正しく理解しておくことは
不可欠だと思います。
もちろん、私たち女性もその特徴を知って
20代、30代、40代、50代と正しく対処して
末永く健やかにいられるようにしたいものです。
（先日京都にて岡部さんとのセミナー＠オムロンヘルスケア様）