15周年 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

神奈備皇女役の猪山です。
おかげさまで無事に終演を迎えることができました。

実は私、15年前の劇団結成時から参加させて頂いている初期メンバーなんです。…が、劇団への貢献度は低く、子ども役が必要な時だけ、気楽なポジションで楽しく参加させてもらっておりました。
身内贔屓ですが、うちの劇団員達は本当に多才で日本文学への愛が溢れるすごい人達なんです!!舞台の度に脚本、作品解説、衣装、小道具、その他諸々を仕事しながら完璧以上にこなしています。凡人の私から見るとただただ尊敬するばかりです。
私のようなできの悪い人間でも優しく受け入れてくれるこの劇団は、私にとって居心地のよい大切な場所です。
そして15年の間にRPGのようにどんどん仲間が増えて、パワーアップしていきました笑笑(なぜか皆んな一芸持っています)皆んな皆んな素晴らしい人達ばかりです!!
気がついたらあっというまに15年経っていました!…と舞台で男君もおっしゃっていましたが、同じ気持ちです(^^)本当に楽しい15年でした!!

今回の舞台では特にそれが発揮されたな、と感じております。
劇団の文学への愛、ダンス、音響、照明、美術、多くの方々の努力が合わさって舞台が完成したと思います。
今回は出番のない時も舞台の後ろにいる演出でしたので、カラフルな照明を浴びながら、背面に映る花々の影の中に座り、本当に美しい物語世界にいるようで幸せな時間でした。影絵のようにお芝居が見れたので特等席でした!
舞台を創り上げて下さった全ての皆様に尊敬と感謝です。
そして何より、舞台は人様に観て頂くことで完成します。大変な状況の中、ご来場下さった方々、本当に本当に本当にありがとうございました!!!

最後に役について少し、神奈備皇女は、氏忠の初恋の相手だったので可愛く可憐に!でも子どもではなく!が課題だったのでとても難しかったです。やっぱり子役が一番自分には向いていると再確認しました。

それでは、また配信やDVDでお会いできるのを楽しみにしております(^^)
今後ともよろしくお願い致します。