周りに恵まれた舞台でした | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

初めましてもお久し振りも昨日の今日もごきげんよう、犬江親兵衛(大八)/童子/語り/百姓を演じておりました小坪です。
『南総里見八犬伝の話が(ちょっとだけ)したい!』ご来場くださり誠にありがとうございました。楽しんで頂けましたでしょうか、続きの話を「ちょっとだけ」と言わずまた見たいと思って頂けましたでしょうか。

四歳児こと親兵衛は自分の中ではあざとめに頑張ってみました。今思えば叔父と父に怯え母と祖母に甘やかされる完璧なポジションでしたね彼。ただ痣のシーンで必死にお腹を引っ込めようとして失敗していたのは内緒です、痩身は一日にしてならず。いつか腹筋ばきばきで敵をなぎ倒すスーパー八犬士になって再登場とかしてみたいですね。
童子は千野さん曰く僕と契約して魔法少女になって欲しい某インキュベーターのイメージで、とのことでした。個人的にすごく楽しい役で照明に乗せられて本番中にどんどん意地悪くなってましたね…照明の時は「役者すげー!」状態ですが今回は役者だったので「照明音響すげー!」でした。いつも本当にありがとうございます。お陰様で心の中では伏姫の周りをくるくるぴょんぴょんしてるマスコットの気分でした。
語りは伏姫と八犬士達の話を繋ぐ貴重な台詞を担当させて頂けたので如何に盛り上げられるか、という思いとの戦い。どうしても落ち着いた口調になってしまいがちなのですが一緒にワクワクしていただけたのであればこれ幸い。あと個人的に「ばばーん!」といった感じの役をやらないので舞台の一番高い所でサスに入れたのが割と嬉しかったりします。笑

今回はひっそりと小道具と衣装の提供も行ってました。伏姫の数珠に八犬士の珠と痣というキーアイテムを担当していたのでかなり気合いが入ってます。Twitterなんかで写真も上がっていると思うので今からでも是非見てやってください…!
衣装に関してはゴーイングマイウェイな私服を着こなしてくださった皆様ありがとうございます…ちなみに私の服を着ていたのは信乃と荘助と道節と自分です。
痣シールを買ってくださった方もありがとうございます。説明文の誤字には目を瞑っていただき「こんなグッズがあったら良いのになァ」というご意見がありましたら是非。もしかしたらもしかするかもしれませんよ!

ありがたくも皆様の前で団員としてのお披露目があったりグッズ制作に関われたりと、今回も大変に恵まれた舞台でした。見に来てくださるお客様はじめ、こんなに素敵な役者・スタッフの皆様と活動出来るなんて幸せだなァと改めて思います。
次回は今日とは打って変わって真夏の茹だる暑さの中、「保元物語」の世界でまた皆様とお会い出来ますように。
ありがとうございました!