ご来場ありがとうございました。帝。 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

『夜の寝覚』にて帝役を演じました、深谷禰宜です。

先日の公演にご来場いただきましたみなさま、そして遠くから公演の無事を見守ってくださっていたみなさま、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

今回は人生初の平安ものということで、まず台本を読んだ時点から(え…?これなんて読むの?人間関係どうなってんの…?)
と、分からないことばかりだったのですが、
座組の皆さんに少しずつ用語や時代背景を教えていただき、稽古に励むことができました。

気持ち悪い帝の「裾ドン」、きれいにキまってましたでしょうか。笑

そして格好いい3割、気持ち悪い7割という演出家千野さんの要望は、お客様にそのように届いていたでしょうか。

毎回稽古に違うものをもっていき、「安定しないね」なんて言われながらも、今まで経験してきたものとは違う要望を出すことに必死になりながら、帝の人物像を作りました。
個人的に褒められたことで一番???だったのは、

「うん、帝っぽい。」

帝っぽいって何ぞやwww

その辺りも手探りで補いながら、中の君(寝覚の上)をどう引き立て、内大臣とどう対立しようか、どうやって分かりやすい対立構図にしたらいいのか、
などと考えまくっていたら、考えすぎとダメ出しをされました。笑

後半に要となる役だったのでプレッシャーや焦りもありましたが、帝っぽく、見えていたのなら幸いです。

劇団貴社の記者は汽車で帰社は次回、八犬伝を少しだけ?やるようですね!
気になった方はその公演も見に行ってくださいね。

それでは。
この度は本当に、ありがとうございました!
客演、帝役、深谷禰宜(ふかやねぎ)でした。