妖怪のせいなのね♪ | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
こんにちは☆子役のともみです。
先日はお寒い中『雨月物語の話がしたい』にお越しくださいましてありがとうございました!
今回も、吉備津の釜の少女、青頭巾の稚児と二役の子どもを演じさせていただきました。
 
吉備津の釜の少女は、主人公のイケメンクズの正太郎を騙して、磯良ちゃんのところに連れて行く怪しい役です。磯良ちゃんに仕えていることは間違いないのですが、正体は謎です。おそらく磯良ちゃんの分身か、もしくはそのへんにいた低級な妖怪などを磯良ちゃんが使役したか、という設定です。後者のつもりで演じました。人間ではない不気味さを感じていいただければ嬉しいです。
内心は「しめしめ、ばかな人間が騙されてほいほいついてくる(笑)」という気持ちで楽しく演じさせていただきました☆
 
青頭巾の稚児は、徳の高い住職様を惑わす魔性の稚児です。こちらは人間ですが、人を魅了する妖しい男の子、年齢設定は15~16歳です。(なんと磯良ちゃんと1、2歳しか変わりません!)練習の間も色気ある男の子実は目指していたのですが、そこまでは達せず、どう見ても10歳くらいのただの子どもになってしまいました。。。
しかし、ただの子どもでしたが、主演優さんの演技で住職はしっかりと稚児に溺れてくれました。優さんには、死体で動いてはいけないシーンでは本番前日リハーサルまで、「お腹、脇腹はさわらないで!!(くすぐったいから)」など色々わがままを言って申し訳なかったです。優さんの気遣いのおかげ、本番は、動かない、笑わない死体を演じることができたと思います。この場でお詫び&御礼申し上げます。
 
今回は3回公演しましたが、回が進むごとにどんどん他の役者のテンションも上がり、どんどんこちらもつられてテンションが上がる、といった風にとても楽しく演じさせていただきました!
役者のテンションが上がったのは、音楽、照明、映像、その他スタッフの皆様、何よりいらしてくださったお客様のおかげです!
近い空間で、隣のお客様が息を飲んたり、笑ったりという姿は役者にとって大変嬉しく励みになるものでした!
楽しかったんならもう一回やっちゃおう~~♪♪
いつかまたどこかでお会いしましょう。いつか大人の役も演じたい。。。
 
本当にありがとうございました!!    いやまともみ