謝謝。 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

皆さまごきげんよう。


「花にあらず~松浦宮物語より~」で神奈備皇女役を演じました、筒井です。


公演からもう二週間が経とうとしています。
翌日から現実に追われて振り返る暇もなかったので、
なんだかあのキラキラした舞台が遠い日のことだったような錯覚を覚えます。


「キラキラした舞台」
まさに、そう呼ぶのがふさわしい公演でした。


こだわりの白い背景に彩られた無数の花々。
可愛く「ポップ」に仕上げた照明効果。
たくさんの時間と愛が詰まった衣装と小道具達。
絶妙なタイミングの音響効果。
お客様への思いが形になったチラシやパンフレット。
素敵な振付けで世界観を体現したダンス。
そして、役者と演出家が試行錯誤を重ねた演技。


本当に、本当にたくさんの方々のお力を借り、
たくさんの時間と手間をかけて、
この公演ができあがりました。

また同じこと言ってるよ、と思われるかもしれませんが、
劇って本当に一人ではできない、たくさんの人に支えられて
創り上げられるものなのだなぁ、とやっぱり思うのです。
感謝が尽きることはありません。


そしてまた同じこと言ってるよ、と思われるでしょうが、
やっぱり演技というのは楽しいものですね。

神奈備皇女は若くて初々しくてとにかく可愛い、
私とは正反対と言ってもよい人物です。
彼女を演じる中で、私は自分なら絶対言わないようなセリフを言ったり
自分なら一生しないようなしぐさをする。
だいぶ苦戦もしましたが、演劇の醍醐味を味わえる公演となりました。


最後になりましたが、今公演に力を貸してくださったすべての方と
スタッフの皆様、共演者の皆様、演出家様に感謝を申し上げます。

そして、

劇場に足を運んでくださったすべてのお客様に
心からの御礼を申し上げます。


本当にありがとうございました!



また、劇場で皆様にお会いできることを祈りつつ。