若菜の演出です。
本日は『若菜』の通しでした。
前日に引き続き、本番に近い形で執り行い、我らがK教授もお招きしました。
今日は助教さまや院生の方々にもご覧いただきました。
お忙しい中、ありがとうございました!!
『若菜』は責任分散型です。
ひとりひとりに見せ場と責任が当分されているといっていい。
ひとりでも失敗すると、全体のバランスが崩れます。
いや、失敗と言うほどのことでなくても。
ほんの少しの間、歩く速さ、話すタイミング。
何かが少しでも狂うだけで、全体に影響を与えてしまう。
繊細な舞台だなぁ……と、通しを見ながら思いました。
しかしそれだけに、うまくいったときは凄い。
一瞬も見逃せない、息をつかせない芝居になります。
舞台はそういう奇跡の瞬間がおこる場所。
7人それぞれが思惑と欲望を抱えて、光源氏世界に影をもたらします。
ぜひ、ご覧あれ。