今日は一日丸々稽古でした。
おまけに貞之助さん以外全員(!)揃ったので通しができました。
午前中は体をほぐしたり、表現力を鍛える稽古をしたり。
近頃は自分の体をいかにコントロールするか、そして相手役をどう見てどうしたいかをテーマにやっています。
それからやってみたのは、そろそろ慣れてきた役者から突如として台詞を取り上げるという意地悪。台詞なしでその場にいるのが辛かったら、それは演技=台詞になってしまっている証拠。台詞は表情なんかと同じで道具の一つなんだから、台詞を言っただけで演技してる気になっちゃダメ! という確認です。ちなみに餌食になったのは奥畑さんでした。
通しは時間を計ってみたところ……なんと1時間5分。
今年は大長編ということで上演時間に心配があったのですが……強引に削って削って脚本化した甲斐がありました。脚本家に求められたのは文才ではなく、エピソードを平気で削れる冷徹さだったのですね。
通してみて初めて分かることもたくさんあります。というか、時間経過のある芝居なので通さないと役として繋がらないんですね。これからもどんどん通して行こうと思います。
普段は運動部でスポーツマンぶってる男たちが、1時間芝居しただけで「疲れた~!!」と言っている光景は気持ちがいいです。演劇はねえ、生半可な体力じゃできないのよ♪
それから板倉さんのお父様が昭和のキャメラを作って下さいました。これが凄い。真鍮ですよ?! 本格的な仕上がり。
それなのに芝居中で壊してしまいます。実際に今日、壊してみたら……なかなかの潰れ具合。破片が飛び散らなかったので安全でいい感じです。
当日はこちらにもご注目を。