今日も明日も | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
お久しぶりです万劫です。
公演『曾我物語』はいかがだったでしょうか。
お忙しい中いらっしゃって下さった全てのお客様を初め、今回ご都合が合わずご来場いただけなかったお客様、様々にお手伝い下さった皆様、STAFF、CASTの皆にいたるまで、団員一同から心より御礼申し上げます。

「本公演は全役者に試練の公演になる」と演出家から初めに告げられてから約7ヶ月。
それぞれが今までの引き出しにない配役を与えられ、全力で走り続けた7ヶ月でした。
私に与えられた「万劫」の役もまた、中の人とはかけ離れた可愛らしい可愛らしい女の子(女性)。
演じることに抵抗がなかったかといわれると……、実はさほど無かったけど(笑)うん、いま思い返してみたけど全く無かったけど。
現実世界では可愛い女の子とは縁遠いからこそ、そこに演じることの面白みもあるわけですしね。
あ。今更だけどちゃんと可愛く見えていたんだろうか……。あれ?今更すぎる不安が……(笑)

本公演の間、一部メンバーは4月から新生活が始まり、バタバタと団員の結婚ラッシュ、本職が忙しくて……など個々人の時間には割と余裕のない状態が続きました。3月には震災があり(皆様にはお見舞い申し上げます)、主にSTAFF作業は長く中断を余儀なくされました。
それでも演出家に与えられた試練を乗り越えるべく、仲間達がひとつひとつ努力を積み上げていく様子を見ていると、やっぱり何か打ち込めるものがあるっていいよねとか、こうして人が集まって何かたったひとつのものを作っていることの奇跡とかを思ったりするわけです。
そうやって努力している人をみていると、自身もやれることをやんなきゃねと思ったりね。
そうとも。衣装ピンクの着物とか歳考えてよ!!恥ずかしいわ!!とか言ってられないのね(苦笑)
演じることに抵抗は無かったけど、衣装を着ることにはちょっと抵抗あったなぁ……。その衣装決めたのも自分(衣装兼務です)だからもはやどうしようもないんだけど……。
かつらの前髪があんまり潔くぱっつんだったので、それをかぶるのも若干躊躇いましたねー……。
かぶってみたら2歳の写真とあんまりにも変化が無くて1人で爆笑したけど。20数年間も無成長かぁ……。

ま、それはさておき。衣装班兼務としては、今回の衣装はよく頑張ったよ!!と言っておきたい。
本当に本公演は男が多かった。何枚直垂縫うんだよと当初毒気付いたことを思い出します。よう間に合ったものです。
稽古終わって疲れている中で、コンビニ弁当かっこみながら夜まで衣装作りに付き合ってくれた皆。忙しいのに遠い空の向こうで衣装縫ってくれた皆。心から感謝します。次回公演もよろしくね!!

今更ですが実は先ほどまで曾我公演の打ち上げをしてました。だからこんな夜中なんだな。
これで全てが終わってしまったんだなぁと思うと感慨深いものがありますが、正直オフが長すぎてすっかり次回公演を迎え撃つ体制は出来てます。
曾我の打ち上げだったのに、曾我公演の話してる人殆ど居なかったしね。
むしろ次回公演の話してる人の方が多かったしな!!(笑)
毎度のことですが、これが当劇団のクオリティな気がします。当劇団は「常に前のめり」が正しい姿勢です(笑)


それでは!!次は伊勢物語でお会いしましょう。


万劫asかなざわれいこ