公演を終えて | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
前半左大臣、後半太政大臣を演じました関です。

ご来場いただいた方々、お忙しい中ありがとうございました。

およそ一年半ぶりの舞台復帰でしたが、舞台が終わって正直ホッとしています。
なかなか稽古に参加する時間が取れず、役者の皆様に迷惑を掛けまくりでしたが、何とか無事に終わって良かったです。
稽古にもいたりいなかったり、きしゃそのものにも出たり入ったりを繰り返している自分を暖かく迎えてくれるきしゃの皆様には本当に感謝です。

そんな自分ですが、今回の役は自分に合っていたというか、割と自然体で出来た気がします。
右大将のパパという役で、自分はまだ子供はおろか結婚もしていないというのに…
何故かオッサン役はとても楽です。
逆に若い役はどうやってよいものかわからなくなるので、次回作ではどんな役になるのか戦々恐々としております。

太政大臣はおそらく劇中で一番幸せな人の役でしたが、本番の臨終シーンでは本当に幸せな気分で死ぬ事が出来ました。
その場の一時的な幸せというのはたくさんありますが、子が立派になって、孫が立派になって、それを見てから人生を終えるというのが、人生の究極の幸せなのではないかとちょっと思ったりしました。

次回作はどんな役になるのかまったくわかりませんが、もっと上手くなれるように精進を重ねていきたいと思います。
本公演を観てくださった方も、観られなかった方も、次回作『曾我物語』をお楽しみに!