5月8日稽古 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
日が空いてしまいましたが、8日分の稽古日記でございます。

稽古したメンツはフライング稽古をしたのと同じ三人。
場所は漢詩が嫌いな弟と世間知らずのお姫様が在籍している某目白の学び舎。
そこの空き教室にて稽古した内容を、その内須磨の地で藻塩たれる予定の兄がお送りいたします。

まぁ講義の空き時間を利用した一時間ちょっとの稽古でしたので、三人だけでも成立する
場面をざっとやるくらい。兄と弟、お姫様と弟の場面。
つまり弟は出ずっぱりです。さすが主人公。
弟がいれば大半のシーンが出来てしまう身なので、この少人数でも困らない自分。
初登場は弟と、最後の登場も弟と。
それだけ聞くとまるで弟と大の仲良しさんみたいですね。みたいってのが何ともアレですが。
土日はあまり休めず、このような変則日程にて稽古をさせていただくことが多いので、
その点では日程を合わせやすい相手が演出と脚本(そして相手役)で本当に良かった。

もちろん良かった、と言って安心してばかりもいられません。
台本を早く頭に入れなければ・・・!
立ち芝居が中心なので手は空いていた方が良い、というか手が空くと途端に手持ち無沙汰になる、
という弟さんの感想。
さっさとセリフを叩き込んで動きをどんどんつけていかないと大変なわけですね、ええ。
今現在覚えることが色々あり、源氏の時ほどの速度で覚えるのは困難ではありますが、
後回しにすれば自分の首を絞めるだけ。
忙しいなりに、ちょくちょく読み込んでいきたいと思います。

ということで、目下の課題は台本離しと「友の距離感から兄弟の距離感」への移行。
・・・うん、何も考えてないとどっかの左大臣家の徒手空拳で闘う人になるんだ。

一刻も早く兄弟になれるよう頑張ります。一人っ子同士ですが。