西沢渓谷が紅葉の見頃を迎えているので、一昨日に標記の山に登ってきました。西沢渓谷から甲武信ケ岳(こぶしがたけ)には、5時間前後で登れますが、登山道の段差が高いところや倒木があったりして、なかなかタフなコースでした。最初、日帰りを考えていましたが、ご来光や西沢渓谷も見てみたいと思い初日は、甲武信小屋に泊まることにしました。
この山へは、毛木平から千曲川の水源ルートや十文字峠・三宝山ルートで登ってくる人や毛木平~西沢渓谷を縦走する人あるいは雁坂峠を回る人などいろんな方々がいます。
私は金曜日の朝8時頃から西沢渓谷から入ったため前後に人はなく、山小屋は空いているかなと思っていましたが、紅葉の季節のため一人分のスペースがすべて埋まっていました。翌日土曜日の宿泊客は定員150名で満室(一人分のスペースに二人が寝る状態)とのことでした。
私の登ったルートは、徳ちゃん新道で、登山道入口からしばらくは紅葉の林が続き、近丸新道との合流地点前後でアズマシャクナゲ(見頃は5月下旬~6月初旬)の林を抜け、最後はシラビソやコメツガの戸渡尾根を登るルートです。
2014年10月24日(金)、25日(土)撮影 ※下山時に撮ったものもあります。
【西沢渓谷】
※ここは、ブナ、クヌギ、ミズナラ、唐松の黄葉にヤマモミジの紅葉が加わり、豊富な水量を誇る渓流沿いに美しい景観を見せています。この土日は一番の人出だったと思います。
【紅葉の徳ちゃん新道】
※このような道が1時間半ほど続きます。
【唐松林】
※近丸新道との合流点までは、カラ松の黄葉林も続きます。
【徳ちゃん新道】
【徳ちゃん新道】
※ヤマモミジが彩を与えています。
【徳ちゃん新道】
【黄葉】
【紅葉】
※紅葉は、この赤さがないといけませんね。
【徳ちゃん新道のポイント】
※徳ちゃん新道で、唯一見通しが効く場所です。上りに夢中になっていると見落としてしまいます。私も下山時に気づきました。
【合流・分岐点】
※ここで近丸新道と合流して、戸渡尾根を登ります。この地点は、甲武信ケ岳までの中間地点で、前後1時間程度はアズマシャクナゲの群生地となっています。
※広瀬湖と富士山そして眼下の紅葉の展望ができる地点です。
【戸渡尾根】
※戸渡尾根の中間あたりに休憩できるスペースがあります。木々のあいだから富士山を望むことができました。この辺りまでブナの木がありますが、葉はすでに散っていました。
【戸渡尾根】
※戸渡尾根の終盤は、このような針葉樹林帯を登ります。倒木が苔むして趣があるところです。
【木賊山】
※木賊山(とくさやま2469m)の頂上です。シャクナゲは、2400mを超えてもあちこちで見かけました。
※木賊山を過ぎると視界が開け、甲武信ケ岳2475mが姿を現しました。右後方は、三宝山2483mで甲武信ケ岳より高い。
【甲武信小屋】
※24日の宿泊地です。この時期、朝は氷点下になるので、十分な防寒対策が必要です。水は\50/1Lの協力金が必要です。また、買い求めた缶ビール等の空き缶は、持ち帰りの協力をお願いしています。
ご安全に! そして良い山旅を!!
続く![]()




