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mamaの日記

ガンと、ストーマと。
mamaがmamaらしく暮らすために。

 

朝ごはんを食べて、コーヒーを飲んでいると

 

8:09

 

スマホが鳴って「Hメディカルセンター」の文字。

 

緊張が走る。看護師の声で

 

「朝早く、申し訳ありません。(..省略..)ご家族、午前中に来られますか」

 

脈が減って、呼吸も弱いと。

 

「お母さまにまだ連絡してないんですけど」

 

すぐ連絡しますと言って、実家に固定電話で、呼び鈴ひとつ..

 

また、スマホが鳴っている。病院から。

 

8:11

 

看護師が緊迫した様子になっていた。

 

「何時に来られますか?」

 

8時半に着けると思ったけど、実家はどうかわからないので

 

「9時までには」と答え、実家に電話する。

 

それぞれの車で、病院に向かった。

 

途中、papaの好きなハナミズキ通りが見えた。

 

50年前、フィラデルフィアで、ダグウッド(ハナミズキ)がきれいで

 

家族の写真を撮ろうとしていたら

 

通りがかった、ベビーカーを押した女性が、4人を映してくれた。

 

「ハナミズキが咲いてるよ」

 

前の面会で、papaに話した。

 

papaは、ハナミズキを見にいったのかもしれない。

 

8時半。

 

ナースステーションに声をかけると「お待ちください」と言われた。

 

談話室で、mamaと合流した。

 

「あなたが入っていく姿が見えたの」同じ時間に、到着したみたい。

 

看護師がきて

 

「心臓と、呼吸が止まりました。お二人で面会してください」

 

ドアの閉じられた観察室へ、案内された。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

午後 2:22

 

T先生から電話。

 

疲れて、コタツで横になっているとき

 

いつも電話がある。飛び上がる。

 

(T先生から)

 

今朝、下血して、重篤な状態。

 

下血した場合、内視鏡をするところだが

 

体がが耐えられないので。やらない。

 

血圧は安定している、輸血しているから..

 

呼吸が苦しくて、酸素10L。

 

T先生も、う~ん、う~ん、苦しそうに話すので

 

「覚悟しています..」と返事すると

 

はい、そうですね、と言ったようだった。

 

また連絡しますが、夜になると、私ではなく、当番医になりますと。

 

 

mamaと、junちゃんと、3人一緒にいたほうが

 

万一のことがあったときに、動きがとれるので

 

夕方から、実家に泊まりにいった。

 

お風呂も、夕飯も、junちゃんがテキパキと準備してくれる。

 

いつ以来? 実家の湯船に浸かった。手すりがあって、papaのことを想像した。

 

私は今まで、泊まりに行っても、シャワーで済ませていた。

 

今夜は、junちゃんも、私も、ノンアルで。

 

「けっこう、いけるね」と、オールフリーを2缶飲んでた。

 

夜、9時前。

 

mamaが、病棟にpapaの状態を聞いてみたら、と言う。

 

junちゃんがすぐ、2Fでスマホで電話していた。

 

看護師さんの返事の印象は、今夜、急変ということはないみたい。

 

大丈夫とは、もちろん言わないけれど。緊迫感はなかった。

 

T先生がそう言ってましたか?という感じ(看護師)

 

 

T先生に「わるい」と告げられたのは、半月で3回あった。

 

束の間だけど、ほっとして

 

junちゃんがワインと日本酒を取り出して「飲もう」と。

 

mamaは疲れていて、血圧を計ったら、寝てしまった。

 

兄妹で(共通の趣味?)トレーニング談義になった。

 

 

junちゃんは寝酒をしたのに、神経が過敏になって3時まで眠れなかったそう。

 

朝、うとうとしながら、私が出ていくの音がしたって。

 

自転車で、6時半に帰ると、chaiが散歩から帰ったところだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文 jun

 

病室に入ると、papaは薄目を開けていた。
 

両手にミットは無かった。ベッドに固定されている様子もない。

 

もう自分で動いてしまう心配もないと言うことか。
 

酸素マスク。
 

鼻には管が入っているが、先端は切れたまま。
 

目は僕を見ているのか、確信は持てない。
 

口は呼吸のために開けたまま。
 

僕を見て何か話そうとしているのか、モゴモゴと動かすが、声にならない。

 

時折、痰がからむのか、喉が鳴る。
 

自由な両手を、時々動かす。足も曲げたりする。
 

左手は、点滴をする腕だからなのか、浮腫んでいる。
 

点滴の穴?から、体液が滲んでいる。
 

足の浮腫みは無いようだ。

 

「苦しいね。もう少し頑張って、家に帰ろう」と声をかけるが、首を振るとかの反応はない。
 

あまり話しかける言葉も無くなってしまう。
 

手や肩、足をさすってあげる。
 

mariが持って来たメッセージ付き写真を見せたりする。

15分ちょっと経ち、看護師が覗いたので、立ち去ることにする。
 

体液の滲みと痰のことを話す。
 

痰は、時折取ってくれているらしい。
 

体液の滲みは、腕にガーゼを巻くなどしているとのこと。

 

最後、病室を出る前に、もう一度、「頑張って家に帰りましょう。またね」と話しかける。